水の門

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歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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今年も知事賞をいただきました。

2011年09月05日 05時15分31秒 | 持病に寄せて
8月31日から9月5日まで、甲府の山交百貨店で開かれている【第14回山梨県障害者文化展】に、昨日の午後一人で出かけてきました。
昨年は、開催初日の前日の午後、作業所に電話がかかってきて「入選したけれど、一連ではなくて一首の受賞だから、その一首のタイトルを教えてほしい」などと言われました。そう評価されるのも自分としては腑に落ちるものだったので、今年はかなり前から少しずつ構想を練って、短歌をまとめ上げていきました。でも、開催前日も、初日にも音沙汰なし。去年とまでは行かなくても何かしらの賞に入るだろうという自信は少なからずありましたので、(あれ~、どうなったんだろうなぁ…。)と気になっていました。
8月31日は月一の受診の後に 銀行にお金を下ろしに行ったついでに、備え付けの山梨日日新聞をチェック。けれど、文化展についての記事はありませんでした。翌日は薬局にファンデーション等を買いにいく予定があったため、再度銀行に寄って、山日を開きました。そしたら…ありました!今年も知事賞をいただけたとのこと。
作業所のメンバーは、9月2日(金)に皆で連れ立って見学に行ったようですが、私はその日は別の場所で働いていたので、日曜の午後に時間を作って観に行ってきました。
去年は何かフワフワと浮かれていたし、見学時間が40分と短かったこともあって足早にサーッと鑑賞したのですが、今回は一人だっこともあって自分のペースでじっくり見られました。桜や桃、ひまわり等を扱った絵画が目につきましたね。今年は一通り見た後、私自身も応募した《文芸》のジャンルの作品をまた見て回りました。障害者でなければ詠めないような短歌や俳句、川柳なども散見され、とても勉強になりました。
私の作品は、去年はボランティアの国語の先生に清書していただいたのですが、今年は推敲を重ねているうちに日程的にもギリギリになって、自分のワープロ原稿で出しました。それで、上の写真だと読みづらいと思いますので(苦笑)、下記に引き写しておきます。

   「隣り合わせの差別」

障害にちらり触れると去ってゆくフォロワー絶えぬわがツイッター

心病む人が取り沙汰されていて社適の事務所に身を硬くする

身内にも「 気が狂った」と言われたる主イエスはわが痛み共にす

作業の手ゆっくり動かす朋を見てついほくそ笑む自らを恥ず

健常に見えると励ますやさしさの底を流れる偏見を嗅ぐ


※ 一応、拡大写真もこちらにupしておきます。
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