少し早めですが、先ほど来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
今回は、「信仰」をテーマに歌稿をまとめました。他の題目を掲げている時にも、信仰がらみの歌は織り交ぜて出すのですが、先生は素っ気なく結社誌には載せてくれないことが殆どです。(不信仰を詠ったものは載せてくれるような気がします。)なので、こうして改めてテーマ設定をしないと、結社の同人の方には私の信仰生活が見えてこないんですよね。
三首目とか、ちょっと表現がキツいかなぁ…と思ったりもしましたが、こう書かないと私がそれに違和感を感じることが伝わらないだろうし…。先生は温厚な性格だからか、他の人への恨み言のような歌は結社誌からは外すことが多いです。それはある意味配慮なんでしょうけど…私としては三首目に登場してくる「信徒」(結社の先輩)に、この歌の意図するところを汲み取ってほしい気持ちがあります。
Tシャツの乾きの遅く干し方を幾たび変える慈雨の土曜日
ぶかぶかで持て余したるTシャツを教会に出し寄せ場に送る
偶像の祭りを吾に問う人に妻の信徒を見遣りて黙す
教会のカレーの準備に早出すと涼しき風に蝉の鳴くなり
幾枚も皿を洗いて痺れ来る吾が左手を見守る主あり
長年の疑心を払い洗礼を受けた婦人の貌(かお)の穏しき
組会を辞する腹にて行く日曜礼拝に声もかからず寂し
大学に進んだ子の髪明るむを牧師夫人が「ぱつきん」と呼ぶ
揺れやすき心 ラジオの占いのピークに車トンネルに入る
アラフォーの牧師の妻にと推す人にかぶりを振って春を分かつ日
(2011年10月10日締め切り分、『樹海』2011年12月号掲載予定)
今回は、「信仰」をテーマに歌稿をまとめました。他の題目を掲げている時にも、信仰がらみの歌は織り交ぜて出すのですが、先生は素っ気なく結社誌には載せてくれないことが殆どです。(不信仰を詠ったものは載せてくれるような気がします。)なので、こうして改めてテーマ設定をしないと、結社の同人の方には私の信仰生活が見えてこないんですよね。
三首目とか、ちょっと表現がキツいかなぁ…と思ったりもしましたが、こう書かないと私がそれに違和感を感じることが伝わらないだろうし…。先生は温厚な性格だからか、他の人への恨み言のような歌は結社誌からは外すことが多いです。それはある意味配慮なんでしょうけど…私としては三首目に登場してくる「信徒」(結社の先輩)に、この歌の意図するところを汲み取ってほしい気持ちがあります。
Tシャツの乾きの遅く干し方を幾たび変える慈雨の土曜日
ぶかぶかで持て余したるTシャツを教会に出し寄せ場に送る
偶像の祭りを吾に問う人に妻の信徒を見遣りて黙す
教会のカレーの準備に早出すと涼しき風に蝉の鳴くなり
幾枚も皿を洗いて痺れ来る吾が左手を見守る主あり
長年の疑心を払い洗礼を受けた婦人の貌(かお)の穏しき
組会を辞する腹にて行く日曜礼拝に声もかからず寂し
大学に進んだ子の髪明るむを牧師夫人が「ぱつきん」と呼ぶ
揺れやすき心 ラジオの占いのピークに車トンネルに入る
アラフォーの牧師の妻にと推す人にかぶりを振って春を分かつ日
(2011年10月10日締め切り分、『樹海』2011年12月号掲載予定)
アラフォーの 牧師の妻にと 推す人に
かぶりを振って 春を分かつ日
(とど)
※ 2010年3月22日 作歌
かぶりを振って 春を分かつ日
(とど)
※ 2010年3月22日 作歌
大学に 進む子の髪 明るむを
牧師夫人が 「ぱつきん」と呼ぶ
(とど)
※ 2010年2月14日 作歌
牧師夫人が 「ぱつきん」と呼ぶ
(とど)
※ 2010年2月14日 作歌
揺れやすき心 ラジオの 占いの
ピークに車 トンネルに入る
(とど)
※ 2010年1月12日 作歌
ピークに車 トンネルに入る
(とど)
※ 2010年1月12日 作歌