LUNACY

cygnus' blog

『ラストデイズ』

2006-05-14 09:21:13 | 映画
@シネマライズBF。
『エレファント』のガス・ヴァン・サント(GUS VAN SANT)監督作品の新作。

「ニルヴァーナのカート・コバーンに捧ぐ」というサブタイトルつき。
“伝説のロックアーティストの最期の二日間”の文字がフライヤーに躍ってます。
ただ、あくまで、「着想を得た」だけであって、オリジナルの作品。
途中眠くなりかかったりしました(というか何人か寝ていた(爆))。
が、観る人によっては、相当ツマラナイことを保証します(笑)。
でも、ボクには佳い作品でした◎
映像がね。監督の美学に基づいて、キレイなんだわ。相変わらず。
個人的には『エレファント』の方が好きかなって思う。
あと、ミュージシャンの映画だけあるけれど、音楽はスバラシイ。
でも、『エレファント』も音楽良かったですよね☆

いや、でも、お金掛かってない映画(爆)。
キャストもスタッフも少ない。
でも、キャスティング正解(笑)!!
殆ど一人を映し続ける映画。しかも、独り言のような台詞が続くの(笑)。
主役は、『ヘドヴィグ・アンド・アングリーインチ』で主役の相手役を務め、『ドリーマーズ』で主人公姉妹の親密な友人を務めた、美少年→美青年のマイケル・ピット(Michael Pitt)。

この監督も2003年にPalme d'Or受賞したカンヌ映画祭の季節がそろそろやって来ますね♪
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『保名』by菊之助@歌舞伎座

2006-05-14 08:31:11 | 歌舞伎・古典芸能
歌舞伎座へ行って、一幕見席で観覧してきました◎

音羽屋さんトコロの菊之助くんの『保名』。
同時上演が、成田屋の海老蔵の『藤娘』。

逆じゃねぇ?(爆) って最初っからツッコミを入れたくなるキャスティング(笑)。
モチロン、「三人三之助のウチ、菊之助しか、買ってない」と暴言を吐いているボクだから目当ては当然菊之助(笑)。

う~んむ。今日は、本調子じゃなかったのか、前半イキオイがないというか冴えなかったかも。絶好調ではないかな。それとも、演目の重さにつぶされたかな。初だったみたいだから。

一方で海老蔵。意外。結構、見てられる(爆)。失礼。
普段は、立役だから、それが出ないように注意していたのかな? たおやかに踊ろうと意識しすぎたのかしら?
もうちょっと、ソコ大きく振る舞っても大丈夫よ☆ みたいなところも。
でも、やっぱり、この『藤娘』は、菊之助か玉三郎で観たかったZO!!

それから、どうでもいいけれど、『保名』を観に行くボクってやっぱり、【怨念】でできているのかしら(笑)?

閑話休題。
歌舞伎(....って、今日は舞踊だね。)を観てつくづく思うのだけれど、日本人の鮮やかな色遣い!! 衣装と背景美術。スバラシイ!!
これだけ感性豊かな民族に生まれたのねって、すごくウレシイもんです◎

おそらく、明治期以降、特に1930年代~1980年代までが最悪だったんだね。センスが砂漠化したんだね~。

蛇足。
『保名』は、小野塚カホリのコミック『美少年』(原作:団鬼六)に一瞬だけれど(笑)出てきます(笑)。BLかつSMアリなので、免疫ある人向けかしら(笑)。
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