毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

茫々たる破壊の中、それでもガザは再び生き始める

2025-02-21 21:52:35 | 反戦平和

生き延びたパレスチナの人たちがガザに戻り、生活を始めた。

トランプやネタニヤフが人々からガザを取り上げようと

ますます下卑た顔でこん棒を振り回している今、

それでも、人々は戻り、友達と腕を組み、笑っている。

 

爆撃されないという以外、自由などほぼないのに

それでも、生き残った人々は自分たちの町だったところに戻り、

清々しい笑顔で通りを歩いている。

2月17日、4日前のガザの様子。

 

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有事でもないのに続く米高騰、「国防」はどうなってるんだ

2025-02-20 15:36:03 | 日本事情

⤴「1918年8月13日岡山市内の『米騒動』。細雨降る中、雨合羽や外套に身を固めた若者などが市中の米倉を次々に襲撃。富豪澤田何某宅に火を放ち、邸は焼失。」

 

「国防」=「軍拡」と単細胞的に決めつけているのはネトウヨだけでしょう。

有事で外国との貿易ができなくなった場合に国民が飢えないように

食糧自給率を挙げること(今は38%だと)こそが国防の一丁目一番地です。

しかし、防衛費がアメリカに言われるままガンガン増額される反面、

農水省の予算はピーク時の4兆7000億円の半分2兆4000億円に減っているそうじゃないですか。

(先日、れいわ新選組高井崇さんの国会質問に拠る)

 

現在も続く「令和の米騒動」は日本政府の農業切り捨ての結果としか言いようがありません。

江藤農水相は「胃が痛くなるほど熟考した」結果、備蓄米21万t放出を決めたそうですが、

「今頃ようやくかい。遅いわ!」と呟く私です。

1970年から50年近く続いた減反政策は2018年に廃止されたけれど、

人間用のコメを生産しても農家の経営は成り立たないように設定されているため

(飼料用の米や米以外の食物栽培には補助金を出すとか)

人間用のコメを栽培している農家の多くは赤字で、従って後継者もなく、

今の日本の農家の平均年齢は68歳だと!

このままでは10年後、日本に農業従事者はいなくなります。

マリー・アントワネットみたく「米がなければパンを食べたらいいじゃないの」

が自民党政権のスタンスなんでしょうか。

「胃が痛くなるほど考えた」江藤農水相は一体何を考えたんでしょう。

農産物の外国輸出方針は今年も堅持し、

人間用コメの生産量は前年度と同じにしか設定していない政府は

日本国民の食の安全保障をあまりにも軽視しています。

国民が死んでしまったら国は成り立たないにもかかわらず。

いまの自民・公明に行政を任せている弊害がここにも表れています。

 

ちなみに、今息子の飲食店の確定申告の経費を打ち込んでいるので

米の値段の推移を参考までに下に挙げます。

地元の信頼できるお米屋さんから買っているので、

吹っ掛けられているとかじゃないと息子は言っています。

これを見ると、値上げは既に一昨年から始まっていて、お米屋さんは

値上げのたびに「まだまだ上がると思います。」と言ってはったとか。

ブレンド米が米屋さんに無くなって、今は高級コシヒカリしか買えません。

他の食材の値上がりとともに、

コロナ禍からなんとか抜け出そうと頑張っている小規模飲食店を

これでもか、と苦しめている米の高騰。

せめて、昨年秋、新米が出回っても値上げが止まらなかった時点で

備蓄米の放出を決められなかったのでしょうか、政府は(怒怒怒)。

~2023.8月

¥6,800

ブレンド米30㎏

’23.9月‐11月

¥7,200

  〃

’23.12月‐’24.2月

¥8,500

  〃

’24.3 月‐5月

¥9,200

  〃

  6月‐ 7月

¥9,600

  〃

   8 月‐11月

¥12,600

コシヒカリ30㎏

  12月21日

¥14,600

  〃

’25.1月~現在

¥15,800

  〃

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈付録〉

⤵面白そうだけど高い。・・・でも買おうかな、他で節約して。

NEOBK-2308434 

米騒動という大正デモクラシーの市民戦線 現代思潮新社:井本三夫著

「米騒動」は「非暴力の哀願運動」??
 1918年夏に日本全国で巻き起こった「米騒動」。百周年にあたる今年、各地で記念行事が開催されました。日本史の教科書に必ず登場する「米騒動」イメージは「女たちの一揆」「火付け・打ちこわし」でしたが、最近では「非暴力の哀願運動だった」と、「米騒動」イメージが変容させられつつあります。
 しかし、そのような「米騒動」の無害化ともいうべき動きは、近代日本最大の暴動型民衆闘争であった「米騒動」の史実にたいする歴史修正主義であると言わざるを得ません。

「米騒動」は労働者の闘いから始まった!
 しかし他方、「女たちの一揆」が全国的騒動のきっかけになったという従来の定説も、新たな視点からの資料の読み直しによって見直される必要があるのも事実です。「米騒動」をひきおこした1918年の米価高騰は実はその前年から始まっており、第一次大戦後の好景気がもたらした「金余り現象」とそれによる米への投機に原因がありました。シベリア出兵による米需要の逼迫が理由ではなかったのです。
 実際、米価値下げと同時に賃上げを求める工場や炭鉱などでの暴動型争議は、1917年夏から各地で勃発し、やがて植民地台湾や朝鮮へと飛び火します。従来の「富山から始まった」説のように米を移出する地域ではなく、大都市や鉱山などの大量消費地帯から、騒動は始まったのでした。まだ労働組合がなかった時代、労働者の不満や怒りは会社の事務所や工場の破壊をはじめとする暴動型争議というかたちをとっていたのです。(本体3,400円+税)(;^ω^)

 

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「ごめんね、カナダ」…シアトルのコラムニストのことば

2025-02-13 10:54:05 | 反戦平和

現在カナダに対して裏切りの惨い溝を作った思慮分別のない米国大統領は、すべてのカナダ人に「アメリカの家臣か敵か」の選択を強いているとマクマーティンは述べ、こう宣言します。

「私は後者を選ぶ。」

「さようなら、アメリカ。君と知りあえてよかった。でも、もはや君のことは知らない。私たちの関係の中で君に対して抱いていた賞賛が、怒りに満ちた新たな決意に取って代わってしまった。それは『私は敵とは付き合わない』ということだ。」

敵だって?(痛!)

でも、それに対して私は何と答えることができるでしょうか?

厄介なのは、私たちが共有する歴史のこの岐路で、カナダ人に何と言えばいいのかわからないという現実です。両国の間にあるブレインのピースアーチには、「共通の母の子どもたち」と刻まれています。それは、いま世界で最もビッグだった家族の崩壊のように感じられます。・・・私たちアメリカがその原因なのです。

カナダ人の皆さん、もしアメリカ人が今、アメリカのことが恥ずかしいと言ったら、それは助けになるでしょうか?

ドナルド・トランプがあなたの国を併合し、それを51番目の州にするという提案に、私たちもあなたと同じように不意打ちを食らったと私が述べたら、それは何か意味がありますか?

彼が選挙に勝つまで、奇妙奇天烈なカナダへの敵意を持ち出さなかったから、と言ったら。

いや、それはおそらく役に立たないでしょう。私たちを苦しめる真実は、トランプが衝動的であることを私たちが知っていたということです。

彼が敵よりも味方をいじめるのが好きだと私たちは知っていました。 彼が屈辱的な、例えば共和党の上院議員をもてあそんで楽しんでいる様子を見てください。

そして、彼が世界の舞台でアメリカ人の醜悪さを演じることを私たちは知っていました。いずれにせよ、私たちは彼を選んだんです。

それでも、カナダに噛みつくとは…。この突然の敵の選択に、あなたたちカナダ人よりも困惑したのは私だけではなく、多くのアメリカ人も同じ気持ちだと思います。

ですから、カナダの皆さん、あなた方がアメリカの脅威に立ち向かう様子に私が深く心に感じていると言わせてください。

トランプが国境でのカナダ軍配置を要求したことを嘲笑し、代わりに雪の中にホッケースティックを突き刺し、ギョロギョロの目を書いて置いた方法が素敵でした。

みんなが「カナダは売り物じゃない」と書かれた帽子をかぶっているのが大好きです。

ブリティッシュコロンビア州のコーヒーハウスが、エスプレッソドリンクの名前を「アメリカーノ」から「カナディアーノ」に変更し始めたことに、私は共感して微笑みました。物ごとを解決するための静かな行為、たとえ小さなものであっても。

また、バンクーバーの米国領事館の外で、「彼を止めろ、アメリカ人」「トランプを止めろ」などのプラカードを掲げた抗議行動が毎週行われているのも気に入っています。そして、カナダのスポーツファンが私たちの国歌に艶やかにブーイングをしていることを支持します。おそらく礼儀正しいカナダ人にとっては異例の事ですが、まさに時代が要求するものです。

これらすべてを私は羨ましく思います、カナダ。あなたは私たちがそうあるべきように振る舞っています。

私たちがカナダ人と一緒に抗議したり、ブーイングしたりしていないことは、マクマーティン氏の別れのメモの中で最も心を貫いた部分でした。

「アメリカの友人たちにさようなら」と彼は書いています。

「この侵略に対するあなたの沈黙、及びすべてのアメリカ人の沈黙は、私を落胆させる。その静寂は、国としての私たちの友情があなたにとって全く重要でないことを物語っているからだ。」

この沈黙と静寂を私はどうやっても説明することができません。

ここアメリカにいる人々は疲れ果てていると言えます。シアトルには、ニュースがもう読めない、もう我慢できないから、と毎日私に手紙を書いてくれる読者がいます。

(途中省略)

あるカナダ人は、マクマーティンの別れに対して次のように書いています。

「アメリカは、かつて私が思っていたような国ではない。結局、アメリカ人は選べたし、これが彼らが選んだものだ」

それに対して何と言えるでしょうか?

カナダに友人がいますが、彼はカナダ人とアメリカ人の主な違いは謝罪だと主張しています。カナダ人は朝食前に二、三回謝るが、アメリカ人は、例えば、間違えて他国を侵略した後でも謝らない、と彼は言います。

カナダ人の皆さん。関税や買収の狂気を終わらせたり、「彼を止める」ことは今、私にはできません。しかし、私が心から伝えたいのは、ここアメリカにはカナダの皆さんの声を聞くだけでなく、皆さんと共にある人たちがいるということだけです。

つまり、ごめんなさい。

ダニー・ウェストニート

 

ーーー少なくないアメリカ人は今、トランプを大統領にしたことで深く傷ついているんですね…。斎藤元彦を知事にしてしまった兵庫県民みたい…(影響の規模は違うけど)。(ブルーはーと)

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NHK日曜討論の伊勢崎賢治さん(れいわ新選組)の説得力に圧倒され

2025-02-10 17:22:41 | 反戦平和

トランプが大統領になり世界中が引っ掻き回されている。

これまでのように平身低頭ちぎれるほどアメリカに尻尾を振りまくり、

身を投げ出して付き従っていたら、

日本は世界でナンバー1の隷属国であるどころか、

国家の体も為さなくなるだろう。

これから日本はどのような外交・安全保障体制を作っていったらいいか、

かつて日本の代表として、また、国連の代表として紛争中の国に出向き、

実際に紛争終結に当たってきた伊勢崎賢治さん(れいわ新選組党員)が

NHKの日曜討論に出席してお話された。

伊勢崎さんが話すと、他党の代表はまるで生徒のように見えるのは

理論と実績の重みが比べようもないので仕方がない。

その中で共産党の山崎拓さん(間違い!山添拓さんでした!!)の態度が、

本質を聞き取ろうとする真摯さに満ちていたように私は感じた。

公明党の代表が演ずる太鼓持ちのお手本には思わず噴き出してしまった。

 

防衛省・統合幕僚学校で自衛隊員に18年教えてきた伊勢崎さんは

自衛隊員一人一人が自分の子どものようだと言う。

自分の子どもたちが、間違った政治判断で犠牲にならないように

予防外交こそが大切であることを訴える。

安全保障のジレンマに陥らない「平常心の自主外交」を

伊勢崎賢治さんが言うと、何だか日本もやれる気になる。

日本が1981年に、当時欧米諸国からテロ組織とされていた

PLOのアラファト議長を日本に招き、その後のオスロ合意に道を開いたこと、

JICAの緒方貞子さん(当時)がフィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線との

和解の仲介役になったことを私は寡聞にして知らず、

下の動画で何度もその部分を聞いては目頭を熱くした。

 

れいわ新選組は一人一人が持てる力を全開してがんばっているが、

その中で伊勢崎さんはスペシャルな存在だ。

れいわって、てんでバラバラの個性が箱詰めになったような

実におもしろい政治団体だ。

こんな政党が自分の生きているうちにできたことを心からありがたく思う。

⤵下はXの桃太郎さんの投稿動画をお借りしたものです。

 

⤵付録でもう一つ。

伊勢崎賢治さんが山本太郎さんに賭ける思いを語っています。

 

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今週は寒かった。今日も寒い

2025-02-08 23:11:31 | 反戦平和

川の傍を歩くと必ず鳥に出会います。

人の前を平気で横切ったり、

同程度の距離を保ちつつ前をチョンチョン歩いたり飛んだりして、

そうだ、世界には鳥というものも存在するんだったと

人間の私に思い出させるのです。

 

今週はアメリカのトランプが世界市民の神経を逆なでするような

発言を繰り返しました。

これはもう、まさに(今は亡き安倍さんの真似)

世界が団結してアメリカを孤立無援にさせるしかないんじゃないでしょうか

アメリカの友人の娘さんがトランプが大統領選に勝利した時、

「America is over...」と呟いたのが現実のものとなってきた感があります

トランプのやりたい放題させたら、

アメリカどころか世界がオーバーします。

 

今週、兵庫県尼崎市は寒い日が続き、

今朝はついに室内温度が10℃を下回りました。

昨年の冬は12℃未満になるとガスファンヒーターをつけましたが、

今年は10℃を基準にしてみました。

私は厚着しているのでほとんど寒さに震えることもなく、

室内で越冬している植物たちも大丈夫そうなので

今まで一度も暖房機の世話になりませんでしたが、

今朝今冬初めて室温が10℃を下回ったので(外は-3℃)

約一年ぶりにヒーターをつけました。

1時間で部屋が12℃まで上ったところで消火し、

後はいつものように鍋にお湯を沸かして植物の傍に置きました。

こうしたら温度・湿度ともに上昇するので

植物も私も健康ライフを過ごせるだろうという目論見です。

娘からもらった加湿器もあるのですが、

湿度だけ増して温度は変わらず、寒々しいので今年は使っていません。

今のところ、パキラとペペロミア・ジェイドの葉が

ときどきぽとっと落ちる以外はみんな何とか我慢してくれています。

 

今日は黒豆を煮、大根・人参・揚げも炊きました。

暖かさと食べ物の匂いで部屋が和らぎました。

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赤木雅子さん(森友改ざん犠牲者のお連れ合い)が控訴審判決で勝った!!

2025-01-30 15:33:47 | 反戦平和

「私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、

それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということは

はっきりと申し上げておきたい。」(2017年安倍晋三首相:当時)

「様々な不要になりました紙はそういう事で処理をし、

PC上のデータも短期間で自動的に消去されて

復元出来ないシステムになってございます」(2017年佐川亘寿理財局長:当時)

・・・この醜悪なウソ発言。思い出すだに頭が沸騰しそうになる。

Image

 

大阪豊中市(尼崎の我が家から自転車で10分で豊中市です)で起きた

悪名高い森友学園問題。

上司に書類改ざんを命じられた近畿財務局職員(当時)赤木俊夫さんの自死を招いた

日本の闇事件の典型だ。

首相安倍晋三&「私人」安倍昭恵による国家財産私物化を隠蔽した

理財局長佐川亘寿を相手に、

「夫の無念を晴らす」一念で裁判闘争を続けてきた妻赤木雅子さん

何度も裁判所に退けられてきた訴えが、初めて今日、2025年1月30日に

大阪高裁で認められた。

訴えの内容は、国が捜査の過程で検察に提出した文書の開示を求めるという

しごく当然のことだが、財務省は文書が存在するかどうかも示さなかった。

今日、高裁で認められたことは

日本社会を覆っていた安倍元首相の影響力が

ようやく弱まってきたということだろうか。

赤木俊夫さんが亡くなった2018年3月からまもなく7年が経つ。

「夫が亡くなって時間が経ったが、2020年3月に裁判始めてから一度も勝ったことがないので、どんな感覚かと思っていたが、(代理人弁護士の)生越(照幸)先生が手を握ってくれて、苦労が報われた気がします。 ただ、これから色んなことがあるので、喜んでばかりもいられないです。苦しいことも楽しいことも、記者や友達に励ましてもらいながらやってきました。 上告はとにかくしないでほしいです」(赤木雅子さん:関テレニュースより)

 

佐川亘寿は理財局長から国税長官に栄転し、2年後退職したが

今は莫大な退職金でのうのうと暮らしているのだろうか。

あの顔を近所にさらして堂々と歩けるのだろうか。

散歩すれば知らないドーベルマンに咬まれ、

買い物に出かけたら頭上から鉄骨が落下し、

外に出るたびに大雨と雷に打たれればいいのに。

安倍昭恵にも同じく天罰が下りますように。

 

 

 

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植物の冬

2025-01-26 14:08:22 | 反戦平和

これはギシギシでしょうか。

冬の河川敷を歩くと写真のような植物の様子がよく見られます。

中学校の理科で習った「ロゼット」です。

夏は茎を空に向かってぴんと張る草も

寒さが厳しい冬には地面に張り付いて暖かい春を待つのですね。

植物は本当にえらいなあ……。 

私もロゼット化して、

あまりにも酷い冬的状況を生きる必要があるのかも知れません。

寒さを凌ぎながら、「知る」ことを体熱に転化して……。

ロゼットまずは、茎をギュッと縮めることで、雪で茎が折れるのを防ぎます。

そして、地面に葉っぱをぺったりくっつけて、冷たい風が当たるのを防ぎ、

地面からの熱で葉っぱを温めます。

葉っぱが放射線状に広がっているのは、葉っぱが重ならないようにして、

太陽の光と熱を、すべての葉っぱで受け止めるため。

こんな工夫をして、寒さをしのぎながら、コツコツ栄養を蓄え、

暖かくなる春、その栄養を使って、グングン大きくなり、花を咲かせます。

(岩手県三陸復興公園浄土ヶ浜ビジターセンター便りよりhttps://jodogahama-vc.jp/archives/3835/)

〈追記〉写真は「待宵草」だろうとご指摘いただきました。

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民意を誘導し人間を殺す誹謗中傷と、それに踊る愚劣なバカ者ども

2025-01-23 23:06:46 | 反戦平和

19日夕方、元兵庫県議の竹内英明さんの訃報を知り、愕然としました。

(正直、三日間茫然自失……)

 

竹内さんへの事実ではない誹謗中傷はSNSで一つに就き百万回以上も再生され、

(それが何種類もあるので、何百万回にも及ぶ)

竹内さんの家族が電話番をする事務所には罵りの電話が絶えなかったそうです。

誰がそういうことをしたかは明らかです。

再選された斎藤元彦知事を支持する人たちが、

百条委員会で斎藤氏にパワハラ等の問題で舌鋒鋭く迫った

竹内議員を攻撃対象に定め、

SNSで顔の見えない集団リンチを展開したのです。

その斎藤支持派が主張の根拠にしたのが立花孝志の言説です。

彼は竹内さんが亡くなったよく翌々日にも、

「竹内さんはは犯罪を犯していた。私文書偽造。11月24日逮捕情報が入っていた。1月19日逮捕されると聞いて自殺した。自業自得」

と、まるで事実であるかのごとく流暢に

罪名・日にちなどの嘘を並べ立てていました。

(翌日、兵庫県警本部長が公式に「それは全く事実ではない」と頭から否定)

↓下は竹内さん犯罪者説を堂々と主張する立花孝志の動画です。

(Xよりお借りしました)

兵庫県警に完膚なきまでに否定されて

「兵庫県警に謝ります。あれは事実ではありませんでした」と非を認めたものの

さらにその翌日(昨日)「竹内さんは事実だと思って主張していたことが違った。僕も同じで事実だと思っていたけど違いました。もう死にます。」

と、竹内さんの死までもおふざけにする愚劣な嘘をつき、

実際はどこかの警察に保護(逮捕じゃない)されたらしいです。

問題は、立花のような虚偽の情報を垂れ流して侮辱し、

名誉棄損する男を尊師のように崇め、

ニセ情報を鵜呑みにして拡散する輩(やから)が日本にてんこ盛りいることです。

その者どもも犯罪に加担していますから、

厳しく処罰されなければなりません。

言論の自由とか言ってる場合じゃないです。

人が死んだりする大変な実害があるんですから。

↓こちらは百条委員会議長の奥谷さんの家に押しかけるバカ者ども。

子連れもいる……。(Xより)

攻撃は竹内さん、奥谷さん、そして丸尾牧さんにも襲い掛かっています。
竹内元議員とともに百条委員会を牽引してきた
丸尾牧議員(我が町尼崎選出)は、
勝手に健康商品送り付け、市民共済申し込みなどの嫌がらせ被害に遭ったとして
警察に被害届を出しました(1月8日ABCニュース)。 
Xにはこの期に及んでまだこんなことを書いている者もいます。
斎藤知事追い落としの計画の主導者は 兵庫県民連合、と丸尾。 百条委を無理やり設置し、糾弾の急先鋒 になった自死した竹内英明。 道義的責任を押し付け知事不信任に成功。 この時点で失職でも、議会解散でもメディア の動向から勝算はあったのだろう。 しかし知事の選択は失職、内心ほっとした筈

↑後半は何言ってるのか意味不明。とにかくバカだから。

丸尾は奥谷謙一と共に遺書を偽造して県民局長を殺した殺人犯の1人でしょ。

↑この人物は横浜在住だそうです。

兵庫のこと何も分からんくせに、

面白がって人の心を切り刻むお前こそ犯罪者だよ!

丸尾牧さんは選挙後、毎日留守電に30件くらい罵詈雑言のメッセージがあり、

非常な孤立感に陥っていたそうです。

12月後半から少しずつ応援メッセージも届き、勇気づけられたとのこと。

ネットで「丸尾牧、がんばれ!」署名があります。

次の犠牲者を出さないために、正しい者を孤立させないために、

応援をお願いします。

    ↓     ↓     ↓     ↓     ↓

あなたの声がチカラになります

あなたの声がチカラになります

丸尾まき兵庫県議を応援し議員活動の継続を求めます!

Change.org

 

 

また、Xでは「#立花孝志を逮捕しろ」ハッシュタグをつけた

ツイッター(X)デモがあります。

昨日私も初めて参加しました。

Xをやっていらっしゃる方、良かったらどうぞご一緒に。

(さっき見たら95,000人以上のカウントがありました)

 

〈付録〉立花孝志氏の現在の状況

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ガザ、19日から停戦。合意発表後もイスラエルは攻撃

2025-01-16 22:40:11 | 反戦平和

⤴アルジャジーラより

15日ガザ南部のハン・ユニスで停戦合意を聞き、歓喜に湧く市民。

少年が叫んでいるある動画の字幕には、

「停戦が私たちの望みだ!」「停戦が望みだ!」とあった。

 

第一から第三までの段階で停戦を完了するそうだが、

取り合えず第一段階では、

ハマスがイスラエルの人質33人(女性や高齢者など)を解放し、

イスラエルは今まで何千人も逮捕拘留、囚人としていたパレスチナ人(子ども含む)

数百人を釈放する。イスラエル軍はガザの中心部から撤退する。

これを1月19日から6週間の停戦期間内に履行し、

次のステージに進むということだそうだ。

イスラエルがこれをきちんと守るか、世界中が監視しとかないと信用ならない。

 

⤴TBS NEWS DIG動画より 

停戦合意は、イスラエルの後押しをしてハマスと交渉させた自分の手柄だと自慢するバイデン。

イスラエルがやりたい放題人殺しができるように、武器や資金をバンバン送って

ジェノサイドの後押しをした悪魔の民主党政権三羽烏。

アメリカがやろうと思えばもっと、もっと早く停戦させることができた。

何が民主主義の国だ、質の悪いジョークかよ。 

アメリカの良心的パレスチナ支持グループは

民主党を「戦争党(The Party of War)」、

ジョー・バイデンを「ジェノサイド・ジョー」と呼ぶ。

 

せっかく今まで戦禍をかい潜って何とか生き延びてきたのに、

合意発表後のイスラエル軍の爆撃で殺された人たちがいる。

「19日までは殺し放題だから、やってやろうぜ」という

イスラエル軍兵士の声が聞こえるようだ。

何しろゲーム感覚でパレスチナ人を標的にして殺すのだ。

完全に人間の思考が麻痺・停止している。

 

今まで生き延びてきた全てのパレスチナの皆さん、

どうか持ちこたえてください。

もう、あと少し、あと少しだから。

 

拙訳:13日、終なる停戦合意を望んで大喜びするガザの女の子。

「Eid(イスラム教の祝宴?)の前の晩の雰囲気、分かる?大騒ぎの晩のこと。歓びの晩のことよ。今、ここガザの通りはみんな興奮してEidの晩のようにごった返しているの。みんな真実が知らされるのを待っているわ。私たちのために祈ってね。祈る人をどんどん増やしてね!こう言うの。『神様、実現させて!』って。そしたら私たちガザに戻れるの。私たちのために祈ってね。祈ってね。」

 

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ガザ停戦間近?

2025-01-14 23:06:09 | 反戦平和

23時にシカゴトリビューンのネット号外がパソコン右下画面にパッと出たので

Xで確認したら、下の動画が飛び込んできました。

ガザの子どもたちが喜ぶ様子に涙が溢れます。

どうぞぬか喜びになりませんように!!

 

しかし、この情報が本当か疑う人もいました(下)。

私は動画が偽物かなど考えもしなかったのです(うーむ、まだまだだわ)。

でも、停戦はガザ市民みんなの願いのはず。

その日まで生き延びることだけを希望に、

毎日、毎時間を耐えてきたに違いないのです。

どうか、停戦が真実でありますように。

どうか、子どもも大人もこれ以上殺されませんように。

I don't believe a thing of this.
Palestinians are not celebrating, they're grieving. When and where was this video made?
訳:私はこれを信じない。パレスチナの人々は祝ってなんかいない。悲しんでいるんだ。いつ、どこでこの動画は撮られたものなの?
 
Sunday, attacking Israel 
Monday, crying about a "Genocide". 
Tuesday, celebrating. 
Hamas propaganda for Dummies.
日曜、イスラエルの攻撃
月曜、ジェノサイドへの嘆き
火曜、祝賀
ハマスのニセプロパガンダだよ
 
↓こんな記事が午後11時半に投稿されていました。
ということは、停戦ニュースはフェイクでしょうか?
This is Tasneem, the daughter of Palestinian journalist Ayman Al-Amraiti, who was murdered by an Israeli airstrike targeted the family's house in Gaza this morning. Al-Amraiti himself was injured alongside the rest of the family.
拙訳:この写真はタスネームちゃん(パレスチナ人ジャーナリスト、アイマン・アル・アムライチさんの娘)。今朝、ガザの家族の家がイスラエルに空爆されて殺された。アル・アムライチさん自身は死んだ家族の傍で負傷していた。
 

アルジャジーラは、アメリカの国家安全保障問題担当顧問が「停戦交渉は近い」と述べている、と伝えています。ああ、ぬか喜びか・・・・・・

 

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「川口市クルド人問題」その1:日本人の国際感覚を思う

2025-01-11 18:02:15 | 人権

2023年春から「川口市クルド人問題」がちょくちょくネットの話題に上っていました。

以前私が知っていたクルド人と言えば、

2015年、イスラム国(IS)がシリアのクルド人居住区に侵攻したけれど

勇猛なクルド民兵組織がそれを撃退した、という話題でした。

ISは西側諸国と対立していたので、クルド人の軍事的勝利は日本でも

(クルド人すごい!勇猛果敢ですばらしい民族だ)

みたいな論調で報じられていた気がします。

ところが、2023年春に唐突に勃発した「川口クルド人問題」では、

クルド人はいかに無法者で埼玉県川口市で市民に迷惑かけまくっているか、

はやく日本から出ていけ、みたいな論調で書かれているのです。

私は(あれ?どうなってるのかな?)と思いました。

その後イスラエルの冷酷無比なガザ侵攻-ジェノサイドが始まり、

私の頭からクルド人も他の事も全てぶっ飛んでしまったのですが、

先日、Xで「川口クルド問題」がいまも投稿されているのを発見しました。

自分の中で放置してきたその「問題」に目を向けないとなあ、と見てみると

まず、Xやインスタには

自称「川口市に住む中学生」や「平和な生活がしたい川口市民」などが、

読んだだけでは事実かどうか不確かな「クルド人こんなに酷い」内容を

訴えているのが目に付きます。

「何疑ってんねん」と思うかもしれませんが、

何しろこちらは斎藤元彦県知事問題で

意図的デマ・扇動のただ中にいる兵庫県民ですから、

誰が書いているのか、書いてあることが事実かどうかについて、

何でもすぐ信じてしまわず、と言うか取り合えず懐疑的目線で

一つ一つの記事の出どころや客観的証拠などに神経を使うクセがついているのです(;^ω^)。

まずマナーの悪さで「ゴミの出し方がめちゃくちゃだ」「公共の場で喧しい」

といった指摘がありますが、

これは決してクルド人だけではなく、

以前、日本に観光や留学で来た中国人に対しても非常によく言われていたことですよね。

私は中国で約10年間仕事に就いていましたが、初めの頃は、

朝6時に国歌を大音響で鳴らす大学放送局に怒りを禁じ得ませんでしたし、

家の中から道路に向かってごみを放り投げる現場に出くわして唖然としたものです。

朝7時に宿舎の台所の工事に来る無神経さ(私が修理に来てくれと頼みはしたけど7時とは)、

朝、学校に行く途中、カップ麺や饅頭を歩き食いし、汁もゴミ箱に捨てるマナーの悪さ、

バスが来るまで並んでいても、来た途端わらわらと我先に乗り込み、

満員で戸口に摑まったものの乗り込めないおばさんを

「後のバスに乗れ!」と発車して振り落とす運転手……、

書いたら切りがないほどです。

(宿舎工事は山東省、それ以外は江西省での体験です。

10年以上前のことなので今はずいぶん変わっているでしょう。)

しかし、一方、小さな声で静かに話す人や内気な中国人も大勢いたし、

道路の汚物をヤシの木箒で掃除する年配のお婆さんもいました。

バスで、小銭がないと誰かが言えば、

乗り合わせた見知らぬ人が代わりに出した場面も何度も見ました(つまりカンパね)。

バスの中が込み合って身動き取れない時は(南昌市ではほぼ常にそうです)、

後ろの人が前の人の肩をトントンと軽く叩いて

バス代(1元~2元)を渡します。前へ前へと料金は次々増えてパスされ、

運転手席横の料金入れにまとめてジャラ~と入れられます。

全てのスーパーには自分の持ち物を入れるコインロッカーがあるのですが、

一元コインを何回入れても転がり落ちるのを見かねたのか、

「来、来来来(ライ、ライライライ)」(=どれどれ、私がやったげるよ)と、

これまた見知らぬおじさんがやってくれた(バン、と叩いたら上手く収まった)こともあります。

・・・・・・

こういうふうにして、人々に慣れ、異文化を受け入れていくんだなと思います。

まず、「ここは日本だから日本の法律に従うのが当然だ」ということには賛同します。

しかし、それぞれの民族にはそれぞれの習慣・文化があり、

相手が日本に来るまでどのような生活をしていたのかを理解することで、

不可思議で受け入れがたいと固くなに思っていたことが融解することもあります。

相手にも丁寧に日本のやり方を示してあげる必要もあります。

互いに胸を開いて交流することがなかったのでしょうか。

「郷に入れば郷に従え。嫌なら出ていけ!」

今、クルド人を嫌がる人たちの口から発せられるのはこんな言葉ばかりです。

もし自分が相手の立場だったら?と置き換えて考えることもせず自分のことばかり…。

日本人って、昔からこんな狭量な人種だったんでしたっけ??

異文化理解は国際感覚の一丁目一番地なのに・・・。

 

実は国際感覚欠如だけでなく、川口クルド問題は政治絡みの匂いがプンプンします。

それについてはまた(その2)で書きますね。

 

↓ 散歩していて巨大な魚の骨のような枯れ枝を見ました。秋ニレでしょうか。

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『少年が来る』(ハン・ガン)を読み、パレスチナを思う

2025-01-07 21:02:21 | 反戦平和

——ハン・ガン(韓江)『少年が来る』より——

「つまり、人間は根本的に残忍な存在なのですか?

私たちはただ、普遍的な経験をしただけなのですか?

私たちは気高いのだという錯覚の中で生きているだけで、

いつでもどうでもいいもの、虫、獣、膿と粘液の塊に変わることができるのですか?

辱められ、壊され、殺されるもの、

それが歴史の中で証明された人間の本質なのですか?」

 

ハンガン(韓江)さんは、1970年に韓国の全羅道光州市で生まれました。

1980年5月18日から10日間、

戒厳軍が、抗議する学生・市民を何百人も殺害し、拷問し、

傷害を負わせて鎮圧した、あの光州です。

先月3日の尹錫悦大統領による戒厳令宣命の夜、

人びとは戒厳令下の光州大弾圧を想起し、即座に国会に駆けつけました。

あの血の歴史を再現させないために。

『少年が来る』は光州抗争を生きのびたハンガンさんによって書かれた

民主化の身代わりになった人々への鎮魂の書ですが、

私は、読んでいて何度もパレスチナの人々を思いました。

今日も、今も、光州事件のただ中にあるガザのみんなを。

「人間とは何なのか。

人間が何かでないために我々は何をしなければならないのか」(『少年が来る』)

 

——デモクラシー・ナウ(アメリカの独立系ニュース紙)より——

2025年1月1日、イスラエル軍は女性や子供を含む28人を殺害。

1月2日、夜明けからの攻撃でイスラエル軍は少なくとも52人のパレスチナ人を殺害。

攻撃されたのは、ガザ北部のジャバリヤ、中部ブレイジ難民キャンプ、ガザ市、南部ハン・ユニスのアル・マワシにある追い出された家族が避難していたテントなど、「人道ゾーン」と明示された場所。

ガザの死者数は公式発表でおよそ46,000人だが、専門家はもっと多いと述べている。

https://www.democracynow.org/2025/1/2/shrouq_aila_gaza?utm_source=Democracy+Now

(私が残った家族で一番年上なんだから)と、気丈にふるまおうとしている女の子。(X動画より)

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韓国のプロテスト文化にあるユーモア感覚

2025-01-06 14:16:39 | 反戦平和

昨年12月3日夜に尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が宣命した戒厳令は、

その後の野党議員と国民有志の迅速かつ勇敢な行動で翌日に取り下げられ、

大統領への弾劾訴追案が可決されるも内乱罪立証は撤回、と複雑に展開しつつ、

今も予断を許さない状況が続いている。

それにしてもこの間、

韓国国民の筋金入りの民主主義と抵抗の精神をまざまざと見せられている。

心底敬服するとともに、本当に羨ましいが、

その精神は日韓併合から、朴正煕、全斗煥など独裁政権との長きに渡る闘いの中で

培われてきたものという。半端じゃないのだ。

それに引き換え、日本は戦争で沖縄・ヒロシマ・ナガサキの犠牲があったといえ、

戦後は「平和憲法」「戦後民主主義」を苦労せず棚ぼたで得たために

その恩恵の対象外だった沖縄県民以外はさっぱり踏ん張りが効かない。

60年代後半の「戦後民主主義の解体」を叫んだ学園民主化闘争は、

似非民主主義を糾弾しながら、では本物の民主主義を実践していたのかといえば

大方は頭でっかちの革命を夢想するヒヨコだったし、

新左翼といわれるグループは労働者との連帯、広範な社会運動の実現を謳い、

社共とともに現実社会の中で地道な活動をする人たちもたくさんいたとは思うが、

あの凄惨な連合赤軍同志殺し事件(1971~1972年)で社会運動は百年後退した。

私は当時、新左翼運動にシンパシーを持つ大学生だったが、

連日報道される連合赤軍事件は、同時代に存在する一人の人間として本当に辛かった。

亡くなった人たちを思うと、自分は死んだように生きるしかないと思った。

今思えばあれはトラウマだったんだろう。

それは今少し形を変えて、私の胸底に沈殿し続けている。

私たちにはあの時代の人間として死ぬまで責任がある。

少なくとも、忘れないでいる責任が。

 

韓国の人々には、

たくさんの身内の血を流しながら築いてきた民主主義のための徹底した行動力と同時に、

ともに笑って前進する大らかさがある。

それも日本人の私は羨ましい。

 

ネットで見つけた下の写真は韓国のSNSで公開されたもの。

↓①朴槿恵が尹錫悦に先輩風を吹かせて解説している。

「あそこがソウル拘置所ですよ。」(あなたももうすぐ入るから)

↓②金正恩北朝鮮総書記「??こっちゃ、なんもしてないのに?」

また、10万人規模の弾劾訴追要求集会で林立していた旗にはこんなのが。

左上:日本アイドルの来韓講演が正常に行われますように同好会。

右上:歩く時に携帯電話を見ない運動本部。

左下:全国家で寝転がっている連合。(寝かしてくれよ)

右下:全国手足冷え性連合。

 

左上:全国あとまわしにする連合。

右上:韓国は正常営業中です。(心配しないで来てね)

左下:来週試験です。(こっちゃあ、忙しいのに。しっかりしてくれよ)かな?

右下:内気な人グループ。

 

深刻なときにこそ笑いが要る。

これを観て私は韓国の人々が大好きになった。

※旗の写真はデモクラシータイムス【徐台教の韓国通信】年末特番!映画とドラマで知る韓国近代史よりお借りしました。

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尼崎市園田の片隅の初春

2025-01-03 20:57:19 | 反戦平和

⤴藻川の川べりに自生する栴檀(センダン)の木。

私が今住んでいる園田は尼崎市の北東部に位置し、伊丹市に隣接している所です。

1947(昭和22)年に尼崎市に編入されるまでは「園田村」という地名で、

江戸時代には譜代大名の飛び地や旗本領、御三卿の領地だったそうです。

ここには藻川と猪名川という2つの川が流れていて、

それが地域の自然をがっちり支えてくれていますが、

八代将軍吉宗治世時の1740年には両河川の堤が切れ、南の尼崎城下まで被害が及んだことや、

1938(昭和13年)にも堤防決壊により、農地ばかりでなく

できたばかりの阪急園田駅まで浸水する被害があったという記録があります。

国や県に何度も治水要請を出したけれど、戦時中は戦いで忙しくてそれどころじゃなく、

国が改修工事を最終的に完成させたのは戦後も戦後、1969(昭和44)年だったそうです。

今の藻川はいかにものどかで、

洪水や氾濫の歴史があったことなど想像できませんが、

南海トラフ地震が来たらまたとんでもないことになるのでは、

と危惧しています。

危惧してはいるものの、これといった手立てもせず、

ただ、その河川敷に出かけてぶらぶら歩き、無為無策にときを過ごす日々です。

ふらふら、ぶらぶら歩いていると、命の興亡に出会うことがあります。

寒さで動けなくなった蜂(虻?)。

この季節に卵から孵ったバッタの子ども。

 

最近、散歩していて気になっているのは猫です。

以前から駅の傍の橋の下にテントを張って暮らしている人がいたのですが、

(私は一度も会ったことがありません。

ある人が、ごみが散乱しているので拾ってあげたところ、

「ほっとけや!自分でちゃんとするから!!」と怒鳴られたという…)

その人が最近、このテントと猫たちを捨てて引っ越したようなのです。

私が見るに見かねてごみ拾いをしていたら、

猫が可愛い声で「にゃあ、ご飯ないの?」と傍に来て問いかけるので、

ごみしか持っていない私は途方に暮れるしかありません。

 

餌を買って持って行ってあげるべきか否か、う~ん……

なんで猫を捨てて行くかなあ……。

一緒に生きてきた同志だったんじゃないのか。

 

最後になりましたが、新春のお慶びを申し上げます。

下は、藻川の川べりで採った葛・ピラカンサ・栴檀でこさえた正月飾りです。

墨も筆もなかったのでマジックインキでへたくそな祝文字を書きました。

まあ、気持ちね。

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いくら何でも遅すぎる能登復興・一年経ったのにこれか!

2024-12-31 22:36:48 | 中日(日中)交流

私は今年も曲がりなりにも自分の家、自分の空間で

年越しを迎えることができる。

掃除もいつもよりちょっと丁寧にし、

正月は息子の来訪が予測されるので、ゆず大根と鶏腿肉のうま煮などを作り、

川べりで採った草花を正月のリースや生花にした。

暖房をつけなくても室内温度は12℃~13℃にキープされている。

 

 

今年の1月1日に大地震に襲われた能登は今どうだろう。

⤴2024年12月30日ArcTimes尾形聡彦氏撮影の珠洲市大谷地区。尾形氏は7回現地入りしているが、この地区は3月と9か月後の現在がほとんど変わっていないと語る。

能登半島の北部、風光明媚な古里観光地だった珠洲市大谷地区の

地区長は「いろいろ事情はあるのでしょうが遅すぎると思います」

と能登の土地柄なのか、遠慮がちに語る。

これはもう、棄民政策のお手本だとしか私には思えない。

「国民を守るため」と言って

防衛予算は8兆円まで爆上げしている石破首相は、

「雪が降る前に何とかしてほしい。このまま年を越せって言うんですか。

年内に自宅に戻れるよう、自衛隊の出動をお願いしたい」

という山本太郎(れいわ新選組代表)の参議院予算委員会での

超強力な要請にもかかわらず、

「自衛隊出動の正式要請はない。3要件を満たさなければ自衛隊出動はしないというルールだ。」

としゃくし定規に突っぱねた(下の動画)。

国の防衛と防災は不可分だ。

一地方の能登に生きる人々は国民ではないというのか。

災害があったとき、日本の民草はボランティアに頼るか、

自分で何とかする以外方法はないのだろうか。

国の仕事って何なんだ。

石破首相がつんけんした冷たい態度と見えるのは、

山本太郎がズケズケ言うせいもあるのかも知れない。

しかし、そうだとしたら石破首相はあまりに子どもっぽ過ぎる。

そもそも山本太郎は能登の人々に代わって訴えているだけなのだ。

実は、この質疑をしたとき自民党席から「そうだ!」と

山本太郎の意見に賛同の声が上がった。

後でその自民党議員が太郎さんの傍に来て、自分は能登出身だと名乗り、

顔はニコニコしていたが、どうみても泣きそうだったという。

(自分も言いたくてたまらないのに、

自民党員だから制約があって言えないんだろうな)と思うと

胸にグッとくるものがあったと、太郎さんは後日記者会見で語った。

 

石破首相が「よく知っている友人」「無責任な人じゃない」と太鼓判を押しているのが

馳浩石川県知事だ。

この人は維新と自民に押されて知事になったらしい。

発災当日、彼は東京にいた。
 
一刻も早く国やボランティアに支援を要請しなければならないときに
 
「地震で道路が寸断されているから来たら混乱する。来ないでくれ」と言い、
 
ヘリコプターを使うなど他の方法だってあるのに、全くそれをしなかった。
馳知事が現地を初めて視察したのは何と1月14日(岸田首相も一緒に)。
 
彼の所為で復旧が大幅に遅れたと言っても過言ではない。

また、被災地域ではいくらお金があっても足りないはずなのに、

大阪万博に一千万円寄付したという(バカじゃなかろか)。

この無能な人は知事になってはいけなかった。

下は10月5日尾形聡彦氏に責任を追及されて

「最終的な責任は自分にあるが、地形が復旧に困難だった」

と言い訳した馳知事(いつまで地形のせいにしとんねん)。

一年かかってまだ「復旧」状態だ。

彼は「来年を復興元年にしよう」とのうのうと語っているという。

 

大谷地区の住民は先週26日にようやく全員仮設住宅に入れた。

本当に気の毒だ。

どうか来年こそ一刻も早く落ち着いた生活ができますように……。

コメント (2)
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