トランプが大統領になり世界中が引っ掻き回されている。
これまでのように平身低頭ちぎれるほどアメリカに尻尾を振りまくり、
身を投げ出して付き従っていたら、
日本は世界でナンバー1の隷属国であるどころか、
国家の体も為さなくなるだろう。
これから日本はどのような外交・安全保障体制を作っていったらいいか、
かつて日本の代表として、また、国連の代表として紛争中の国に出向き、
実際に紛争終結に当たってきた伊勢崎賢治さん(れいわ新選組党員)が
NHKの日曜討論に出席してお話された。
伊勢崎さんが話すと、他党の代表はまるで生徒のように見えるのは
理論と実績の重みが比べようもないので仕方がない。
その中で共産党の山崎拓さんの態度が、
本質を聞き取ろうとする真摯さに満ちていたように私は感じた。
公明党の代表が演ずる太鼓持ちのお手本には思わず噴き出してしまった。
防衛省・統合幕僚学校で自衛隊員に18年教えてきた伊勢崎さんは
自衛隊員一人一人が自分の子どものようだと言う。
自分の子どもたちが、間違った政治判断で犠牲にならないように
予防外交こそが大切であることを訴える。
安全保障のジレンマに陥らない「平常心の自主外交」を
伊勢崎賢治さんが言うと、何だか日本もやれる気になる。
日本が1981年に、当時欧米諸国からテロ組織とされていた
PLOのアラファト議長を日本に招き、その後のオスロ合意に道を開いたこと、
JICAの緒方貞子さん(当時)がフィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線との
和解の仲介役になったことを私は寡聞にして知らず、
下の動画で何度もその部分を聞いては目頭を熱くした。
れいわ新選組は一人一人が持てる力を全開してがんばっているが、
その中で伊勢崎さんはスペシャルな存在だ。
れいわって、てんでバラバラの個性が箱詰めになったような
実におもしろい政治団体だ。
こんな政党が自分の生きているうちにできたことを心からありがたく思う。
⤵下はXの桃太郎さんの投稿動画をお借りしたものです。
⤵付録でもう一つ。
伊勢崎賢治さんが山本太郎さんに賭ける思いを語っています。