毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「日本を支える映画人たち」  2012年5月27日(日) No.358

2012-05-27 14:20:43 | 日記
 [ DJ川村龍一さんの訃報を知った。川村尚(ひさし)さんのときからラジオで聞いていた。さようなら、デデ選手。メリハリがあって、元気で、好きだったよ。ドナ=サマーに次いでまた・・・。]



「海外映画祭の日本人」で(http://www.jiji.com/jc/d4?d4_ent&p=jff012-j)
世界の映画祭に参加した日本人たちのスナップ写真を見た。
まず、目を引いた人が
ワダエミさん。
』(1985年 黒澤明監督)アカデミー衣裳デザイン賞受賞
宋家の三姉妹』(1997年メイベル・チャン監督)
HERO』(2003年 チャン・イーモウ監督)
オイディプス王』など数々の映画でデザイン賞を受賞している。
無駄のない構えの引き締まったカッコいい顔だった。
こういう人の写真見たら、勇気が湧いてくる。
我ながら単純だ。

懐かしい原田芳雄、藤純子かな?と一瞬間違えそうになった寺島しのぶ
相変わらず男前の真田広之など、
日本を離れた場所で見るとみんなカッコ良く見える。

そうした中に二人の男女の写真があった。
一人はお馴染み北野武監督、もう一人は女優の樋口可南子さんだ。
2008年、イタリアベネチア映画祭に『アキレスと亀』を出品した際のスナップだ。
二人とも韓国をルーツに持つことは周知の通りだ。
でも、二人ともサラリと「日本人」として美しく立っていた。
日本で生まれてこのかた、差別や排外主義に心を塞がれた日も決して少なくなかっただろう。
なんのわだかまりも見せず、ただ実力のみで生きてきた姿で、
しかも「日本代表」として立ってくれている。
グっとくるものがある。

映画界は、本当にインターナショナルだなあ。
うなぎ』の役所広司が、あのカトリーヌ・ドヌーブやイランのアッバース・キアロスタミ監督と
3人で腕くんでいたり、
鈴木清順監督、チャン・ツー、オダギリジョー
同じ映画を撮ったり、出演したり、自由自在だ。
真田広之も『PROMISE』では韓国のチャン・ドンゴンとともに
全部中国語で出演している。
国の壁をものともしない映画人の国際主義精神を垣間見る思いだ。

今年、
イラン人のアッバース・キアロスタミ監督は
「日本で日本映画を撮ることを切望し」、『ライク・サムワン・イン・ラブ』を作ったという。
先日『ダーク・シャドウ』宣伝で来日した
ジョニー・デップ
「日本は地球上で一番好きな場所」
と語った。
東日本大震災の復興で苦しむ日本へのエールは世界中からずっと続いている。
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