やるなあ、岡田惠和。
市川森一さんが亡くなったテレビドラマ脚本界で、
秀でて大人の男をロマンティックに描いてくれる方と思われます。
木曜夜10時は、だからその脚本を聞くため、そして小泉今日子さまを見るため、
なんとか家に戻るのです。
鎌倉を舞台にするドラマはあまたありますが、学園サザン湘南路線でも、
お二人様のためだけの恋世界を夕日に描く路線でもなく、
小道の走る家々の間に居場所を見つける家族と大人の女の舞台にしたことだけでも
このドラマは見る価値があります。
鎌倉に中井貴一さんと今日子様が小走りに動く画面は、たたずむ年でもなくだけど
走り続けられるわけでもない、今の時代の40代を、とても愛らしく見せてくれていると感じます。
主役の二人だけではなく、みんな少しづつ動いている。
といって、アップテンポに駆け回るほどでもない。
なんか、中間なのです。狭間、というほうがいいかもしれないですが。
解決できないあいまいな存在の肯定は、答えをだすことこそ対価になる現実の日々に対して、
ひどく安心できます。
今年の冬は何かとテレビが当たっています。
「カーネーション」「里山 ふるさとの絶景に出会う旅」「ストロベリーナイト」
「タイトロープの女」「平 清盛」そして「最後から2番目の恋」
これで、食べるものにもヒットな出会いがあれば幸せなので、
週末は長野の上田市にでかけます。
みすず飴と蒸したおやきと信州そば。
お友達からたっぷり情報も教えてもらい、出会いもんをさがすふさおまきです。