日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

こんな時はわがままに

2012-02-12 09:44:04 | ふさおまき(オス)日記

まだ風邪の床から抜け出せない週末。

エアコンと床暖房に加湿器は24時間稼働。

テレビの前に布団を敷く贅沢の上に、床人はさらなるわがままを申します。

子供の頃なら、アイスクリームが食べたいと母に直接言える唯一の機会ではありましたが、

この年で私が彼女に無理申したのは、これとこれでした。

  

栃乙女がはち切れんばかりに輝いています。果汁が吹き出しました。

 

 

こちらのことは少し控えめに・・・中村屋のあんまんです。とろっとろの、ごま油と馴染んだこしあんが魔力です。

 

もう少しだけわがままを許してもらって、今日中には普通の人に戻る予定です。

 


マスクマンのお気楽

2012-02-11 11:14:56 | ふさおまき(オス)日記

自慢ではないけれど、私の顔は覚えにくい。

たいがいの人は、2度目にあったとき戸惑った表情をする。

「この人だったっけ?」

星 新一のショートショートで、改札に勤める駅員の主人公に対する言葉があった。

「あまたこの改札を通り過ぎるお客さんの中で、あなたの顔を一番よく記憶しています。

あなたの顔は、目も鼻も口も、平凡そのもので、これほど平凡な顔は無いと強烈な印象があるのです」

あ、この言葉、私の記憶でリライトしています。どの本だったかも覚えていないので、星先生ごめんさい。

と、それはさておき、つまり私の顔はきっと平凡でもなく、あまりにもありふれて適当にヘンなのでしょう。

 

昨日の出勤は、なかなかに心が躍りました。

38度を超えて、インフルエンザでは無いという証明だけはお医者さんにいただいた上で出社したので、

厚着にマスクの完全防備体勢です。

特に体温保持のため、上には黒いダウンジャケット、スキー帽子を目深にかぶり、

鼻から下を広く覆うサージカルマスクをつけていました。

普段は、人目につかない顔でありきたりのスーツを着て会社にいますからほとんど人の関心を呼びません。

しかし、この異様な重装備、こわごわ目線が集まります。

ああ、リングに上がったマスクマンはこんな気分なのかもしれない、とはしゃいだわけです。

こちらからは行き交う人がわかっても、相手は私に目を向け「誰だろう」と思うのです。

あとになって、「ふさおまきさんだったんですか。全然気がつきませんでした」と2人から言葉をかけていただいたときは、

正直、嬉しくてしょうがありませんでした。

 

そんなわけで、思わぬ風邪の効果で、タイガーマスクに共感をだいた一日でした。

 


風邪ひきさんには根菜豚汁

2012-02-09 22:01:09 | ふさおまき(オス)日記

寒さを失う、風の中

もぬけの殻になって

隙間を満たすのはあたたかい汁物しか考えられませんでした。

体温下がってる、だから温める、の感じだけれど

実際には体温がどーんと上がって、寒く感じる。

しかも一瞬で上がったからか、寒ささえ感じずに、力が抜けた。

 

冷蔵庫からニンジンだいこんほうれん草におねぎ、こんにゃくと豆腐を入れて、豚で味シャワー。

最後は火をひき、信州で買った味噌を入れると、ふんわり香りが立っておいしいことこの上ありません。

 

でも、7度7分はきついな。

 


明治R-1ヨーグルトよりヤクルトスワローズ

2012-02-07 09:18:05 | ふさおまき(オス)日記

インフルエンザ対策をどうしてやろうかと日々社会人として考える私ですが、

今日の朝日新聞には目をひく物がありました。

スポーツ面です。

DeNAの中畑監督やラミレス選手がインフルエンザで戦線離脱する中で、

同じ沖縄でキャンプをはるヤクルトが、自社製品の摂取をよびかけたと書いてあります。

まあ、もちろん、あのロケット型容器に入ったヤクルトのことでしょう。

乳酸菌がインフルエンザを撃退する、というどことどこが結びついたのか、

疫学的なのか、実験的なのかもよくわからない因果関係が流布されるなかでの対策だと思われます。

それよりも、この記事でつっこみたくなるのは、「今までヤクルトの選手はヤクルトも飲んでへんかったんか」。

浅はかでした。

スポーツ新聞は、そんなつっこみをものともしません。お見通しです。

デイリースポーツ・オンラインから引用・・・

(以下引用)

ヤクルト・小川淳司監督(54)が3日、インフルエンザ対策として、“ヤクルト飲め指令”を出した。今のところチーム内では感染者は出ていないが、同じ沖縄県内の宜野湾でキャンプを張るDeNA・中畑監督がリタイアするなど球界にも感染が及んでいる。免疫力が高まると言われているヤクルトをせっせと飲むことで予防を図る。

 指揮官は「ヤクルトをもっと飲まないといけないね」と話した。もともと選手たちは宿舎や球場サロンで“飲み放題”となっているが、感染が拡大している今、体に良いものは積極的に摂取したい考え。さらに、沖縄県内のキャンプ地を巡り浦添入りする報道陣もいることから、「記者の人たちにも配って予防してもらおう」と報道陣への配布も検討した。

 トレーナーの指導のもと、うがい手洗いの励行や十分な睡眠、栄養バランスの良い食事を心掛けるなどの対策が取られているが、猛威を振るうインフルエンザを前に、自社製品でも徹底予防する。

(引用終わり)

そうですか、もともと飲み放題だったのですね。

それを記者さんたちにも配布しようという心意気、それで天下の朝日新聞さんの記者も記事にする気になったのですか。

 

とはいえ、一応この「乳酸菌とインフルエンザ」話を納めるために、

スーパーの棚から消えたという、明治さんの製品についても、眺めておきます。

発売元の株式会社 明治HPを拝見すると、「1073R-1という選び抜かれたブルガリア乳酸菌に

あらたな可能性が・・・」

そして、品薄状態ですいません、というニュースも入っています。

ただ、ざっと探す限り、インフルエンザウイルス撃退の宣誓文はないようです。

商品を売るだけのパワーあふれる噂や情報は、どうやって飛び出していくのでしょう。

その情報伝播の繁殖力がわかれば楽しいと、考えてしまったりする朝でした。

 

 


上田~別所温泉 天気と笑顔が最高なり

2012-02-05 19:14:55 | 旅行記

まずは控えめな写真から。

 小さい中にたっぷり詰まったお土産の数々。クリックしてください。

かんば材でしょうか。木曽塗のお弁当箱はいい飴色。

かしわや本店さんで買いました。彼女のお気に入りです。

ジャムの数々。新進気鋭のHarutaさんは、シナノゴールド(りんご)。

老舗の飯島商店では、かりんと三宝柑とあんずと、こちらも信州原材料を旨としました。

新しいお店のお姉様は、興味をもつと自然にあらわれる瞳の輝きをもっていて、

シナノゴールドの爽やかなおいしさを教えてくれました。

老舗の女店員さんは、奥ゆかしく、私たちの問いを受けるつどに丁寧な説明を

清楚ということばが静かに舞い降りるような微笑みととともに、話してくれるのです。

なお瓶の上にごろんとしているのが、ルヴァンンのバゲット。

北国街道に古い町並みを残した柳町で、

天然酵母をつかったパンを作るこの店は、上田で10年、我が家に近い代々木上原の店は

16年続いているそうです。

そう語ってくれた、ルヴァンの女性も、天然酵母を扱う人にやや偏見を持っていた私を

上手にいなしてくれる、そよ風なる笑顔でパンを包んでくれました。

右の寒仕込味噌を買った菱屋さんも柳町に店をかまえています。

美しくほほえむ女将が試飲させてくれて、買わずにはいられませんでした。

諏訪の味噌屋さんの品は、駅近くのイトーヨーカドーで手に入れました。

アトリエドフロマージュのハードタイプもイトーヨーカドーにて。

最後におやきは、出会いモンを志し、行く先々で目にとまった物を

すこしずつ買いました。自然な広がりを見せる、風土を表すこの菓子のような主食のような

不思議な食べ物は、作り手の個性を強く映しています。

それで、どこも懐かしい感じがする。素朴という言葉でくくることができて、しかも口にすんなり収まる。

小麦粉と、中にはいった具のとりあわせ。

おにぎりと同じ方向性ながら、個性が強く表れるのは、小麦粉の可塑性のおかげでしょう。

にわか勉強ですが、ふくらし粉をいれるかどうかで、生地はもちもちタイプと、ふんわりタイプに分かれます。

蒸すだけか、焼いてから蒸すか。製法の違いで、香りもしっとり具合も違ってきます。

家によって、地域によって違うと言います。選ぶごとに楽しいのです。

 

食べ物でも、そして店先の笑顔でも。

たくさんの上田市にいる人々に、暖かい気持ちをいただくことのできた旅でした。