一カ月ほどまえ、ミャンマーを取り上げたルポ番組を見ました。
ミャンマーの以前の国名はビルマ。子どものころ、世界の首都を暗記したことがあるのですが、ビルマ-ラングーンと覚えました。ラングーンのほうも今はヤンゴン。さらにネピドーに遷都されています。
1983年に韓国の閣僚が北のテロにあったときも「ラングーン事件」と呼んでいましたから、ビルマがミャンマーに、ラングーンがヤンゴンに変わったのはその後、1989年のこと。
かつては「ビルマ式社会主義」、その後は軍事政権で、鎖国を続けてきたこともあり「謎の国」と言われることもありました。それが、ここ数年、急速に民主化を進め、外国との交流も活発になってきた。
番組は、日本企業が中国やベトナムから生産拠点をミャンマーに移そうとしていることを伝えていました。理由の主なものは、
1 人件費が安い
2 自由主義である
3 海に面している
4 識字率が高い
5 親日的である
日本の製造業はこれまで、安い人件費を求めて韓国→中国→ベトナムのように移動してきましたが、ここに来て中国やベトナムの人件費があがりつつある。それに比べてミャンマーの人件費はベトナムよりずっと安いんだそうです。
さらにベトナムはある程度自由化が進んでいるとはいえ、共産主義国家。いろいろと制約が多い。
人件費の安さでいえば、ラオスなんかも安いだけれども、ラオスは内陸国家で海に面していないので、工場で作った製品を輸出するためには別の国を通らなければならず、コストがかかる。
そして、ミャンマーは識字率が90%もあるんだそうです。マニュアルが読めるから、労働生産性も高い。
最後に日本に対し、よいイメージを持っていることを伝えていました。イギリスの植民地だったとき、ビルマ独立軍に日本が義勇兵として協力したらしい。
とはいえ、ミャンマーに目をつけているのは日本だけではない。欧米や韓国、中国なんかもミャンマー進出を虎視眈々と狙っているはずです。利に聡い投資家はすでに土地を買い占めたりしているかも。
番組を見て、忘れていた国、ミャンマーへの興味をかきたてられたのでした。
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