犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

エスニックランチ

2023-03-06 23:09:50 | 食べる

 3月4日、狭山市国際交流センター主催の「多国籍フェス2023」があり、娘の家族といっしょに行ってきました。

 西武線狭山市駅前のちょっとした広場に、アジアのさまざまな屋台やキッチンカーが並んでいました。

 狭山市とか入間市には、アジア出身の人たちがけっこうたくさん住んでいるようです。

 タイ、ベトナム、フィリピン、韓国、台湾、香港、ネパール、インド、トルコ、スリランカ…

 フィリピンの屋台は、娘婿のDがときどき行くフィリピン料理屋で、顔なじみ。孫の誕生日に、フィリピン料理をデリバリーしてもらったこともあります。

 私はまず、台湾の「ねぎパイ」というのを食べました。パイといっても、ソーセージ入りの台湾風お好み焼きみたいなもの。おばさんが一人でやっていました。

「台湾の方ですか?」

「そうですよ」

「台北ですか」

「いや、そこより東のほうの海沿いの〇△です。台湾に行ったことありますか」

「はい、台北と高雄、台南にも行きました。台湾語、できますか?」

「もちろん。台湾人ですから」

 台湾には戦前から台湾に住んでいる人(本省人)と、戦後、国共内戦で共産党に敗れて台湾に渡ってきた人(外省人)がいて、外省人 は台湾語(福建語に近い)ができないと聞いています。このおばさんは本省人のようです。

「台湾語、一つ知っています。ボヤキンマー」

 台湾人と結婚した伯母から教えてもらったのです。

「ハハハ、「大丈夫」っていう意味ね」

 そこへ若くてきれいな女性がやってきて、おばさんとしゃべり始めました。

「うちの娘なんですよ。日本の学校に行きましたから、日本語もできます」

「もちろん、台湾語も中国語も?」

「英語もうまいよ」


「すごい!」

 次に行ったのは、インド・ネパール・トルコ料理というかなり強引な組み合わせの屋台。

 シシカバブ(鶏のスパイシー焼き)とケバブバーガーを注文。

 飲み物は、タイの国旗のある店でコーヒーを頼みます。女性が一杯ずつ淹れてくれます。

「タイコーヒーって、どういう特徴があるんですか」

「タイのコーヒー豆を使っているんです。チェンライの近くに、コーヒーの産地があるんですよ」


 チェンライは、タイ北部の、チェンマイの近くの町です。ドリップで淹れてくれている間、少しおしゃべり。

「タイの方ですか?」

「いえいえ、タイが好きな日本人です。タイに行かれたことありますか?」

「30回ぐらい行きました。もっぱらバンコクですが」

「そんなに! 私は海が好きなので、リゾートに行くことが多いです。狭山に住んでいるんですか?」

「いえ、飯能です」

「飯能、いいですよね」

「そうですか?」

「おいしいカレー屋さんがあるんですよ」

「駅前のインドカレー?」

「いえ、市役所のそばの…」


 ローカルな話題になりました。

 このほかにも、ベトナムのフォーとか、スリランカカレーなどが食べたかったのですが、お腹いっぱい。

 七夕の時期にも、同じようなイベントがあるそうなので、また来ようと思います。

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