私は男兄弟だったので、親から雛人形を買ってもらうことはありませんでしたが、3月3日には、同居していた伯母が持っていた雛人形を飾っていたので、馴染みはありました。
伯母は大正12年生まれでしたので、人形もそのころの作品と思います。ただ、伯母が生まれたのは関東大震災の一週間後。初節句に雛人形を買う余裕があったのか。数年後に買ったものかもしれません。
私に長女が生まれたとき、私の母が雛人形を贈ってくれました。
狭いアパート暮らしだったので、豪華〇段飾りというわけにはいかず、男雛と女雛だけのシンプルなものでした。この雛人形は今も私の家にあり、同居している三女の娘のために、今年の節句にも飾りました(冒頭写真)。
ところで、「うれしいひなまつり」という童謡がありますね。
作詞はサトウハチロー。1936年の曲と言いますから、戦前の作品です。
歌詞に、
お内裏様とお雛様
二人並んですまし顔
お嫁にいらした姉さまに
よく似た官女の白い顔
というくだりがあります。
お殿様をお内裏様、お姫様をお雛様と表現しているようですが、これは間違っている、という説明を、テレビ(チコちゃん?)で見た記憶があります。
お内裏様は天皇と皇后の二人を指し、お雛様は雛人形全部を指すんだそうですね。
今回、この歌について調べていたら、サトウハチローさんのお姉さんは、嫁ぎ先が決まった矢先、18歳で結核で亡くなった。歌詞には、この姉のことが歌われている、という説があることを知りました。
童謡「シャボン玉」の歌詞の悲しいエピソードを思い出しました。
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