狎鴎亭の夜

　先日の弘大入口に続き，日頃あまり行かない江南方面も，帰任前にちょっと行っておこうかと思っていた矢先，このブログの常連コメンテイターのスンドゥブさんからお誘いがありました。

　食事は別に済ませ，二次会で合流。狎鴎亭（アプクジョン）の駐在員クラブです。

　実は，私，駐在が長いわりに駐在員クラブは漢南洞専門，それも決まった何軒かしか行ったことがない。
　かねてより

「カンナムはハンナムドンより水がいい」

と聞いていたので，期待に胸をふくらませて狎鴎亭に向かいました。

　確かに……。

　まず，ママが美しい。キーセンあがりで，昔は美しかったかもしれない５０代のハルモニが幅を利かしている漢南洞とは相当違います。

　そして，お店の構造もルーム（個室）がメイン。漢南洞の場合，オープンスペースの「お立ち台式カラオケ」が中心で，ルームは一つか二つという店が多い（私の知っている店に限った話ですが）。
　内装もゴージャス，じめじめしていてカビ臭いなどということはない。

　で，肝心のアガシのほうはというと…。

　最初に来たアガシこそ，ややアジュンマ的（ただし性格はいい）でしたが，その後入れ代わり立ち代わり入ってきたアガシ（計３人）は，みな若くて綺麗。日本語も堪能で，感じもいい。漢南洞のクラブに閑古鳥が鳴く理由がよくわかりました。

　でも，そのぶん，料金もとびきり割高なのでしょうが，私は知りません。

　なぜならば……


全額おごっていただいたからです！！


　今まで，割り勘で少なめに払うということはあれど，まるまるおごってもらうという経験は，私の長い駐在生活の中でも数えるほどしかないほどの僥倖です。

　やはり，持つべきものは友だなあ。

　こんないい友にめぐり会えたのも，このブログのおかげだなあ。

　私はこのときほど

「ブログをやっててよかった」

と思ったことはありません。

　スンドゥブさん，テーダニカムサハムニダ。