※ ネタばれなし
恐ろしい小説です。
推理小説というより、不倫小説と言ってもいいかもしれない。
本書は、
「不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。」
という一文で始まります。
メインストーリーであるはずの殺人事件が出てくるのは、68ページ目(文庫版)。
その後もストーリーは「不倫」を軸に展開します。
そして事件の種明かしが終わった後、恐怖の結末が待っています。
本書は2004年から雑誌に連載され、2007年に単行本として刊行(2010年角川文庫)。2011年に映画化され、累計発行部数は200万部越えというミリオンセラー。
不倫の恐さ、というより(私は男性ですので)女性の恐さを思い知らされました。
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