バンコクの洪水が深刻度を増しているようです。
前回の出張時には、まだバンコクに被害が及ぶ前でした。テレビの報道を見ると、いまや、バンコクの中心部まで水に浸かっている。
わが社の事務所や駐在員居住の地域は今のところ被害を免れているようですが、社員の中には家が浸水したり、出勤不能になったりする人が続出で、臨時の休業を決めたそうな。
バンコクの知り合いに電話してみると、家の周辺は冠水していて、いちばん困るのが水が出ないこと。食料も逼迫してきて、お店には食料がなくなり、カップラーメンのようなものを入手しても調理できない。
この友人は去年、車を買って、まだローンを払っているそうですが、それがオシャカになっては大変なので、少し前に高台にある友人の家に置かせてもらって、難を逃れているそうです。
報道によれば、今回のバンコクの水害の遠因は、政治家たちが政争にあけくれ、治水などの大切な政策をそっちのけにして、選挙で票になりやすいばらまき政策ばかりしてきたためで、「人災」だとのこと。
もうすぐ水はひくはず、とインラック首相は楽観的ですが、病気などの二次災害が出ないことを祈ります。
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運河が埋め立てられ、地表がセメント、アス
ファルトで覆われてしまいました。
もともとゼロメートル地帯ですから高低差が
少ない平地では排水設備が貧弱で、大雨が降れば
すぐ冠水してしまいます。もともと都市計画が
おざなりだったのだと思います。
それはともかく、タクシン派の現政権と反対勢力
の対立が洪水対策の障害になっているのは、垣間見えます。これをきっかけに対立が解消されると
良いのですが。
被害が拡大しないよう祈るのみです。
前回の出張は、国会議員選挙の直前。
その後、政治的混乱はなかったけれども、この洪水。
地震のときはタイからの支援が迅速かつ金額も多かった。
何かしてあげたい気持ちです。