犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国賭博事情~カジノ

2009-03-21 23:59:39 | 韓国雑学
 ソウルで名高いカジノはウォーカーヒル。最近は,ヒルトンのカジノも人気のようです。

 私は行ったことがないのですが,駐在員の中には日本からのお客さんを連れて行ったり,そのうちに自分がはまっちゃう人もいるようです。

 その話を聞いていると恐ろしい。何百万ウォン単位で勝ったり負けたりしている。

 日本からの観光客にも,もっぱらカジノ目当てで来る人もいるようですね。以前もご紹介しましたが,あるバーで出会った日本人観光客がそうだった(→リンク)。

 一日3箱吸っていたたばこをやめて浮いたお金で韓国リピーターになっている。激安ツアーで深夜にソウルに到着するとカジノに直行する。といっても,軍資金はそれほどないので,少しずつ換えてはルーレットをする。大負けしないうちに引き上げるという自制心の持ち主のようです。

 彼は,一方で韓国ドラマにもはまっていて,もっぱらドラマで韓国語を覚え,片言の韓国語をしゃべる。

 驚くのは,いっさいハングルが読めないこと。

「ぼくは昔から勉強が嫌いでね。」

 私のように「言葉はまず文字から」というスタイルで勉強してきた者にとっては,不思議な感じがします。

 ときどき,韓国クラブのアガシにもそういう人がいる。日本のクラブで働いて,お店で歌を歌ったりおしゃべりしたりしながら日本語を身につけたアガシの中には,ひらがなの読みもあやしい人がいる。

 でも,流暢にしゃべるんですね。

 でも考えてみれば,世界に6000以上あるという言語の中で,文字をもつ大言語は100以下。中国には何億人もの文盲がいる。

 幼児の言語習得過程を考えても,幼稚園に入るころまでは,ぺらぺらおしゃべりしながら,文字は読めないという状態が続きます。

 しゃべれるけれど文字は読めないという状態は,べつに不自然というわけじゃないのかもしれません。

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2 コメント

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カジノ (スンドゥプ)
2009-03-22 11:28:56
帰国が決まってから近所のカジノでスロットに行き出しました。日本人会のゲーム会社の人によると、カジノで率が良いのがスロットだとか。
やってみると、パチンコよりも出は渋かったです。
しかし何度か投資を繰り返すうちに機械の癖が分かってきて、勝てるようになりました。
しかし帰国の時が迫り、投資した金額を回収するくらいで、時間切れ。
残念ながら大当たり(ジャックポット)にはなりませんでした。当たれば一気に300万ウォンだったのに。
カジノでは食事は無料です。遠慮しないで食べましょう。
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モナコ (犬鍋)
2009-03-22 23:29:52
カジノというと,1980年ごろにモナコのカジノに行ったのが最初で最後でした。
貧乏旅行だったので,カード,ルーレットは見学だけ。
スロットマシンを少しいじった程度です。

駐車場に並んでいたロールスロイス,フェラーリ,ポルシェなどのスーパーカーが圧巻でした。
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