日韓問題の焦点は、徴用工問題に移った感があり、慰安婦問題は最近は影が薄いですが、『帝国の慰安婦』訴訟は、今も継続中。
先月、渦中の朴裕河教授から連絡をいただき、東京である「集い」に行ってきました。
先月、渦中の朴裕河教授から連絡をいただき、東京である「集い」に行ってきました。
実は朴教授に直接お会いするは初めてです。これまでも、講演会やシンポジウムなどがありましたが、大阪在住で、参加する機会がなかったのです。
場所は東大駒場キャンパス。親しい東大の教授の尽力で会場に使わせてもらったそうです。
場所は東大駒場キャンパス。親しい東大の教授の尽力で会場に使わせてもらったそうです。
私の4女が同キャンパスに通っているので、学校に行くついでがあるかもしれないと思って誘ってみたところ、スウェーデン留学後、「ジェンダー問題」に目覚め、慰安婦問題にも興味が出てきたということで、いっしょに行くことにしました。
行ってみると、思いのほか小規模な集まり。もっと大きい講演会を想像していたので、勝手が違いました。
現在、朴教授は、早稲田大学に招かれて日本に長期滞在中。参加者は、日本の支援者の学者さん、作家、マスコミ関係者、出版社の人、市民運動家、朴教授の教え子、学生さんなど、さまざま。在日コリアンも数名いらっしゃいました。この問題のすそ野の広がりを感じました。
私は集いには初参加で、ほとんど聞き役に徹していましたが、終わった後、渋谷のセンター街の居酒屋で懇親会が開かれ、そこでは朴教授だけでなく、一部の参加者の方々とざっくばらんに話すことができました。
韓国文学の教授、「炭鉱文学」を研究テーマにしている研究者、「植民地朝鮮期の調味料の宣伝」などというとてもニッチは研究をされている方など、大変興味深いお話を聞くことができました。
いずれの方々も、朴教授の置かれている状況(刑事裁判で上告中)を心配し、支援したいと思われていました。
私の場合、これまでこのブログに発表した裁判資料や朴教授の韓国語のインタビュー記事の翻訳ぐらいでしか、お役に立つことができませんでしたが、ほかの方法でもお役に立てないか、模索していこうと思っています。
〈参考〉
『帝国の慰安婦』刑事一審が名判決である所以(リンク)