初日の夜,前回の出張で発掘したテジコギ(豚肉)の店,サンデポに行きました。
前回とてもおいしかったテグマクチャンにサムギョプサルをそれぞれ二人分。そして前回食べ損なったカブリサルと,ヤンニョムカルビを1人前ずつ追加注文しました。
カブリサルというのは,日本でいうと肩ロースでしょうか。モクサル(首の肉)の横の部分ということです。脂が適度にのっていて,美味でした。
この店の肉はすべて豚。ほとんどのメニューに「国内産」という表示があるなか,ヤンニョムカルビのみ,「国内産+カナダ産」となっている。韓国人にとって,国内産とカナダ産のイメージの違いがどんなものかよくわからないのですが,やはり国内産のほうが安心だしおいしいということらしい。ヤンニョムカルビは,味でごまかせるからか,多少肉の質が落ちてもいいメニューのようです。
肉をさんざん食べたあと,締めに,テンジャンチゲを頼もうとしました。
「お弁当にしたらいかがですか。テンジャンチゲもつきますよ」
と店員。
「弁当?」
メニューを見ると「チュオゲトシラク」(追憶=思い出の弁当)というメニューがある。
そういえば,さっきから店内のあちこちのテーブルで,金属製の四角い箱を激しく振っているお客さんが目につきました。それが思い出の弁当にちがいありません。
「じゃ,それお願いします」
出てきたのは昔日本にもよくあった,金属製の四角いお弁当箱。いっしょにいった韓国人によれば,韓国でも弁当箱といえばこれが一般的だったそうです。
ふたを開けると,ご飯八分目に目玉焼きが一つのっている。目玉焼きの下には,古漬けキムチとミョルチ(しらすぼし)。
「まず,その目玉焼きをくずしてください。そして,ふたをもう一度閉めて,振ってください」
店員の指示に従います。
「もっと激しく振らなくちゃ」
と韓国人。
「おもしろいなあ」
私と二人の日本人は,金属の弁当箱を狂ったように振ります。
「でも,振っただけで中身が混ざるの?」
疑心暗鬼で蓋を開けてみると,これが混ざっているのですね。古漬けキムチの赤と,卵の黄身の黄色がほどよく混じり合い,ビビンバプ状になっています。
ビビンバプ(混ぜごはん)ならぬ,フンドゥリンバプ(振りごはん)とでも言いましょうか。
どうも,ごはんの量が「八分目」というのがポイントらしい。あまりぎっしり入っていると,振っても混ざりようがありませんから。
ご飯とキムチとミョルチと目玉焼き(ケーランフライ)というのは,貧しかった時代の韓国の標準的な弁当の中身だったとのこと。味は特に旨いというものじゃありませんが,韓国の人々の郷愁を誘う一品のようです。
これにテンジャンチゲがついて3000ウォンは割安。
結局,4人でチャミスル3本を空け,ケーサン(勘定)してみると,しめて6万1000ウォン。一人15000ウォン,いまのレートで円に直すと1000円ちょっと。
思わず涙が出てしまいます。
前回とてもおいしかったテグマクチャンにサムギョプサルをそれぞれ二人分。そして前回食べ損なったカブリサルと,ヤンニョムカルビを1人前ずつ追加注文しました。
カブリサルというのは,日本でいうと肩ロースでしょうか。モクサル(首の肉)の横の部分ということです。脂が適度にのっていて,美味でした。
この店の肉はすべて豚。ほとんどのメニューに「国内産」という表示があるなか,ヤンニョムカルビのみ,「国内産+カナダ産」となっている。韓国人にとって,国内産とカナダ産のイメージの違いがどんなものかよくわからないのですが,やはり国内産のほうが安心だしおいしいということらしい。ヤンニョムカルビは,味でごまかせるからか,多少肉の質が落ちてもいいメニューのようです。
肉をさんざん食べたあと,締めに,テンジャンチゲを頼もうとしました。
「お弁当にしたらいかがですか。テンジャンチゲもつきますよ」
と店員。
「弁当?」
メニューを見ると「チュオゲトシラク」(追憶=思い出の弁当)というメニューがある。
そういえば,さっきから店内のあちこちのテーブルで,金属製の四角い箱を激しく振っているお客さんが目につきました。それが思い出の弁当にちがいありません。
「じゃ,それお願いします」
出てきたのは昔日本にもよくあった,金属製の四角いお弁当箱。いっしょにいった韓国人によれば,韓国でも弁当箱といえばこれが一般的だったそうです。
ふたを開けると,ご飯八分目に目玉焼きが一つのっている。目玉焼きの下には,古漬けキムチとミョルチ(しらすぼし)。
「まず,その目玉焼きをくずしてください。そして,ふたをもう一度閉めて,振ってください」
店員の指示に従います。
「もっと激しく振らなくちゃ」
と韓国人。
「おもしろいなあ」
私と二人の日本人は,金属の弁当箱を狂ったように振ります。
「でも,振っただけで中身が混ざるの?」
疑心暗鬼で蓋を開けてみると,これが混ざっているのですね。古漬けキムチの赤と,卵の黄身の黄色がほどよく混じり合い,ビビンバプ状になっています。
ビビンバプ(混ぜごはん)ならぬ,フンドゥリンバプ(振りごはん)とでも言いましょうか。
どうも,ごはんの量が「八分目」というのがポイントらしい。あまりぎっしり入っていると,振っても混ざりようがありませんから。
ご飯とキムチとミョルチと目玉焼き(ケーランフライ)というのは,貧しかった時代の韓国の標準的な弁当の中身だったとのこと。味は特に旨いというものじゃありませんが,韓国の人々の郷愁を誘う一品のようです。
これにテンジャンチゲがついて3000ウォンは割安。
結局,4人でチャミスル3本を空け,ケーサン(勘定)してみると,しめて6万1000ウォン。一人15000ウォン,いまのレートで円に直すと1000円ちょっと。
思わず涙が出てしまいます。
ぜひ行ってください。
ウォンが上がらないうちに。
いいな~、美味しそう
マイレージがかなりのポイント失効しそうなので、今すぐ韓国に行きたいです。