運動不足解消のための街散歩の途中で、最近開店したらしきレストランを見つけました。
帰ってから妻に場所を説明すると、
「パンがおいしいお店でしょう? 行ったことあるよ」
「パン? 肉とワインの店って書いてあったよ」
「じゃ別のお店になったのかな?」
翌日が妻の誕生日だったので、行ってみることに。
店は、カウンター席とテーブル席が四つほどの小さなお店。
若い女性が一人でやっていました。
ちょうど一組、お客さんが帰ったようで、客は私たちだけでした。
フレンチのようですが、パスタやピザもあるのでイタリアンか?
窓際に、「祝開店」のランの花がたくさん並んでいます。
「一人でやっているんですか?」
「アルバイトの子が体調不良で急に休んだので、今日は一人営業になっちゃいました」
メニューには、いろいろな肉料理が載っています。
「何がお勧めですか?」
「メニュー以外に、こちらもあります」
カウンター席の上の黒板に、今日のおすすめがありました。
「今日は、鹿のランプ肉が入りました」
飲み物はワイン各種にクラフトビール。
「じゃぼくは、このクラフトビール」
「私はワインにしようかな」
「そういえば、今日、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日だよね。ネットニュースに出てた」
「入荷してますよ!」
誕生日なので、フルボトルを奮発することにしました。
お通しは、キッシュとパテと自家製ピクルス。
とりあえず、自家製ドレッシングの生野菜サラダ、牛肉のリエット、それにメインはお勧めの鹿肉のローストを頼みました。
どれも、とても美味。視覚的にもおしゃれです。
「料理はどこで習ったんですか?」
「以前、洋食の店に8年ほどいました。あと、フレンチとイタリアンの店にも…」
「外国で修業されたとか?」
「そうしたかったんですが、ちょっと資金がなくて…」
とても感じのよいシェフです。
ハチノス(牛の第二胃)のトリッパと、牡蠣のグラタン、バゲットの追加も頼みました。
「いいお店を見つけたね」
「テニス仲間との忘年会、ここにしようかしら」
飯能には、中華や焼き肉の店は多いのに、フレンチやビストロは少ない。
カールバーンという中東料理のレストランがあるのですが、車でないと不便なところ。車で行くとお酒が飲めない。妻はクモ膜下出血で倒れて以降、運転をしないことにしているので、酒を飲むには歩いていくか、娘たちを誘うことになるのが難点です。
ここなら歩いても近いので、これからも来ようと思います。
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