写真:キリル文字(ロシア語)のキーボード
ロシア語の名詞には「性」があることは、以前書いたことがあります。
ロシア語は難しい言語か?
性について
ロシア語の「性」には男性、女性だけでなく中性もあります。
そして、名詞を修飾する形容詞も名詞の性によって形が変わり、なぜか「動詞の過去形」も主語の「性・数」によって形が変わるのです。
基本的に、「性」は外見によって、見分けがつきます。
名詞の最後が子音字またはй(イ)で終わるものは、男性。
а(ア)で終わるものは、女性。
о(オ)、е(イェ)で終わるものは、中性。
я(ヤ)で終わるものは、ほとんど女性ですが、そのなかでмя(ミャ)で終わるものは中性。ただしмяで終わる中性名詞は全部で10個ほどしかありません。
全体的に、中性(アセクシュアル)は、男性や女性に比べて数が少なく、「性的マイノリティ」です。
厄介なのはь(軟音記号、ミャフキズナク)で終わるもの。
これは男性または女性。外見では区別がつきません。「バイセクシュアル」と言えるかもしれません。
一方、男性名詞の中に、а や я で終わるものがあるんですね。
パパ(папа)、おじさん(дядя)、おじいさん(дедушка)など「自然の性」が男であるもの、バーニャ(Ваня)、アリョーシャ(Алёша)など、男性の名前の愛称形です。
形は女性だが、心は男性。トランスジェンダー(FtM)のイメージです。
〈参考〉ロシアのトランスジェンダーの悩み
я(ヤ)で終わるものは、ほとんど女性ですが、そのなかでмя(ミャ)で終わるものは中性。ただしмяで終わる中性名詞は全部で10個ほどしかありません。
全体的に、中性(アセクシュアル)は、男性や女性に比べて数が少なく、「性的マイノリティ」です。
厄介なのはь(軟音記号、ミャフキズナク)で終わるもの。
これは男性または女性。外見では区別がつきません。「バイセクシュアル」と言えるかもしれません。
一方、男性名詞の中に、а や я で終わるものがあるんですね。
パパ(папа)、おじさん(дядя)、おじいさん(дедушка)など「自然の性」が男であるもの、バーニャ(Ваня)、アリョーシャ(Алёша)など、男性の名前の愛称形です。
形は女性だが、心は男性。トランスジェンダー(FtM)のイメージです。
〈参考〉ロシアのトランスジェンダーの悩み
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