犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

冷しトムヤム麺

2011-08-07 22:54:23 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 震災前は毎週土曜日、昼御飯にエスニック料理を食べ歩いていました。午後、会社に出勤ということが多かったからですね。しかし震災後の節電で土曜出勤は禁止。それで土曜日の昼食の楽しみが失われました。

 昨日、会社に書類を取りにいく用事があり、久しぶりに土曜日に会社に立ち寄ることに。それで、これまた久しぶりにいきつけのタイ料理屋に行きました。

 すると、夏の特別メニューとして「冷し麺」がありました。一つは冷しクイティヤオで、ナンプラーベースのあっさり味。もう一つは冷しトムヤム麺でした。

 この店、以前、日本に出張で来たタイ人を連れてきたとき、「タイ料理とは認められない」と言われてしまった店。でも、私はけっこう気に入っています。

 よく食べるのがカーオ・グラップラオ・カイ(鶏肉バジルご飯)、略してガパオです。前回の出張時、バンコクのフードコートでガパオを食べてみたけれども、日本のこの店のほうがずっとおいしかった。日本人の口に合わせているからでしょうか。

 この店の人気商品はトムヤムラーメン。トムヤムクンのスープで作ったラーメンです。タイではあまり一般的ではない。ないことはないけれど、私はバンコクの日本人向けのラーメン屋さんでしか見たことがありません。麺の種類が選べて、バミー(中華麺)とビーフン。ビーフンのほうはさらに太さが三段階選べます。酸っぱ辛いトムヤムクンの味で、私はいつもパクチー(香菜/コリアンダー)を多めに入れてもらいます。

 ただ、冷しトムヤム麺というのは食べたことがない。そこでこの日は冷しトムヤム麺、センレック(ビーフンの中ぐらいの太さ)にしました。

 でてきたのは、確かにトムヤム冷し麺。スープはトムヤムクンそのものでしたが具が冷し中華風。チューシューに薄焼き卵刻み、トマト、きゅうり、もやし。そこにパクチーが添えられていて、レモン汁を絞って食べます。汁は少なめだけれども濃厚。相当辛い。

 普通のトムヤムラーメンよりも100円ぐらい高い理由はよくわからないけれど、この暑い時期に普通の熱々トムヤム麺を食べて汗だくになるより、この冷し中華風トムヤム麺のほうがいいかなと思いました。

 この店で食べたあとは隣のドトールコーヒーに行って、喫煙席で一服するのがお決まりのコースです。

「オレガンマネ・オショッソヨ」(お久しぶりですね)

 この店には韓国人アルバイトがいて、そのアガシがいるときは必ず二言三言会話をしていました。私が砂糖もクリームも使うことを覚えていてくれて、言わなくても出してくれます。

「まだ、ここで働いていたんですね。いつまでですか」

「来年の3月に学校を卒業するまで続けるつもりです」

「頑張ってくださいね」

 前に来たとき、就活中だと聞いていましたが、決まったかどうかは聞きそびれました。

 日本に留学してみて日本が気に入ったようで、就職も日本でしたいとのこと。日本語はペラペラ、とても感じのいいアガシなので、きっとどこかよい就職先を見つけることでしょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜の学校 | トップ | 部隊鍋とナポリタン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)」カテゴリの最新記事