写真:晩年のハイジ
倒れてから10日、ハイジはあの世へ旅立ちました。
夜の9時、ちょうど私のオンラインでのロシア語レッスンが終わったとき、階下から妻が呼ぶ声がしました。
降りて行ってみると、ハイジの心臓はすでに止まっていました。
「さっき痙攣を起こして、さすってやっているうちに収まって…。ちょっとうとうとしていた間に死んじゃったみたい」
妻が目を赤くしていました。
私と、同居中の三女夫婦も入れ替わりでまだあたたかい体をさすってやりました。
ハイジは数日前から流動食のエサを嚥下することができなくなり、薬と水を飲ませるだけの状態が続いていました。
ただ、自分で栄養摂取ができなくなったら、点滴で延命するのはやめようと決めていたので、あと数日の命であることはわかっていました。
最初の頃は、一日一回程度の発作(痙攣)でしたが、しだいにその頻度が高くなってきて、この日は1時間おきに痙攣をしている状態でした。
最後の瞬間を看取ることはできませんでしたが、親代わりの私の妻のそばで、さほど苦しむことなく静かに息を引き取ったのは幸いでした。
倒れてから10日、ハイジはあの世へ旅立ちました。
夜の9時、ちょうど私のオンラインでのロシア語レッスンが終わったとき、階下から妻が呼ぶ声がしました。
降りて行ってみると、ハイジの心臓はすでに止まっていました。
「さっき痙攣を起こして、さすってやっているうちに収まって…。ちょっとうとうとしていた間に死んじゃったみたい」
妻が目を赤くしていました。
私と、同居中の三女夫婦も入れ替わりでまだあたたかい体をさすってやりました。
ハイジは数日前から流動食のエサを嚥下することができなくなり、薬と水を飲ませるだけの状態が続いていました。
ただ、自分で栄養摂取ができなくなったら、点滴で延命するのはやめようと決めていたので、あと数日の命であることはわかっていました。
最初の頃は、一日一回程度の発作(痙攣)でしたが、しだいにその頻度が高くなってきて、この日は1時間おきに痙攣をしている状態でした。
最後の瞬間を看取ることはできませんでしたが、親代わりの私の妻のそばで、さほど苦しむことなく静かに息を引き取ったのは幸いでした。
これで飼った犬は5匹目ですが、目の前で亡くなったのは初めてでした。それでも、家の中で家族に見守られて旅立ったのは愛犬にとっては良かったのかもしれません。また、長期間苦しまなかったのは、我々にとってもよかったと思います。
ご愁傷様です。
今でもときどき夢に見ます。
この年になると、また飼うのは勇気がいります。最後まで面倒みられるか、自信がないので…