犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

Good jobステッカー

2022-09-17 23:33:32 | フィリピン

写真:韓国で1999年まで使われていたトークン

「日本の中学生は、なんであんなにステッカーが好きなんですか?」

 またD(フィリピン人)から質問です。

「ステッカー?」

「答えがよかったときとかにノートに貼ってあげるんです」


「シールのことかな? キャラクターとかの?」


「いえ、ただの丸いやつ」


 日本語のシールは、フィリピンでは(というより英語では)ステッカーというようです。

「ふーん。ご褒美のつもりなんだろうね」

「フィリピンではスナックをあげます」


「スナック菓子?」


 食べ物で釣るのはどうなんだろう。日本では受け入れられないだろうなあ。

「あと、トークンとか」

「トークン?」


 1990年代のソウルでは、バスを乗るときにトークンを使っていました。(→ソウルのバス(1)~トークン

「はい、お金みたいなものです。おもちゃの」

「お店で使えるの?」


「はい、使えます」


 私が子どものころ、「子ども銀行のお札」を握りしめて近所の駄菓子屋に行き、店のおばさんに笑われたことを思い出しました。

 お店はいったん受け取って、あとで学校で換金してもらうんでしょうか。

 フィリピンの公立学校には貧困層も来ていて、経済的理由でドロップアウトする子もいると聞いています。

 お菓子とかお金とか、直接的・物質的な褒賞は、子どもにとって素直に嬉しいし、モチベーションアップにつながるんでしょう。

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