
写真:韓国で1999年まで使われていたトークン
「日本の中学生は、なんであんなにステッカーが好きなんですか?」
またD(フィリピン人)から質問です。
「ステッカー?」
「答えがよかったときとかにノートに貼ってあげるんです」
「シールのことかな? キャラクターとかの?」
「いえ、ただの丸いやつ」
日本語のシールは、フィリピンでは(というより英語では)ステッカーというようです。
「ふーん。ご褒美のつもりなんだろうね」
「フィリピンではスナックをあげます」
「スナック菓子?」
食べ物で釣るのはどうなんだろう。日本では受け入れられないだろうなあ。
「あと、トークンとか」
「トークン?」
1990年代のソウルでは、バスを乗るときにトークンを使っていました。(→ソウルのバス(1)~トークン)
「はい、お金みたいなものです。おもちゃの」
「お店で使えるの?」
「はい、使えます」
私が子どものころ、「子ども銀行のお札」を握りしめて近所の駄菓子屋に行き、店のおばさんに笑われたことを思い出しました。
お店はいったん受け取って、あとで学校で換金してもらうんでしょうか。
フィリピンの公立学校には貧困層も来ていて、経済的理由でドロップアウトする子もいると聞いています。
お菓子とかお金とか、直接的・物質的な褒賞は、子どもにとって素直に嬉しいし、モチベーションアップにつながるんでしょう。
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