写真:水天宮の「子宝犬」
スウェーデン人と結婚した四女が妊娠し、水天宮に安産祈願に行ってきました。
「ほんとうは18日が「戌(いぬ)の日」なんだけど、あまりにも予約が多いんで、祈祷所に本人しか入れないから、前日にした」
といっても、この日も入場は2人まで。夫婦で祈祷を受けるので、私と妻はそれが終わるころに待ち合わせ、そのあと昼食をいっしょにしました。
「明日は台風の影響で雨らしいしね」
犬は「多産・安産の象徴」とされています。
娘たちを出産したときも、人形町の水天宮に安産祈願に行ったはずですが、今回行ってみると様変わりしていました。
水天宮は1871年に今の場所に移り、2013年に社殿の建て替えが行われて、コンクリート造りの近代的な建造物になっています。なんか、ありがたみが減じたように感じますが、時代の流れでしょう。
四女夫婦の住まいは深川で、水天宮は地下鉄で1駅、徒歩20分の距離なので、歩いてきたそうです。
以前、来たときは、親戚がやっている鶏料理の老舗に行きましたが、今は改装で閉店中。
私の祖母は料理屋の娘で、その兄弟はみな料理屋をやったり、料理屋に嫁いだりしました。
人形町玉ひでもその一つ。そのほかにふぐ料理屋とか高級料亭もありましたが、子どものころは連れて行ってもらえませんでした。
祖母は、
「親戚だからサービスしろっていうみたいで嫌だ」
と、連れて行かない理由を言っていました。
玉ひでは、「親子丼」を発明した店として有名で、ランチは長蛇の列ができるそうです。
ふぐ料理の店に嫁いだ祖母の妹は、女として日本で初めてふぐ料理の資格をとったと聞かされていましたが、真偽のほどはわかりません。
今回は、縁もゆかりもない箱崎シティーエアターミナルのビルの中の中華料理に行きました。
安産祈願だから「犬料理にしよう」とは言い出せませんでした。
犬を食う
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