写真:中央アジアの牧羊犬、アラバイ
※愛犬家の皆さんは読まないほうがいいかも
中央日報に、こんな記事がありました。
※愛犬家の皆さんは読まないほうがいいかも
中央日報に、こんな記事がありました。
中央日報2022年4月1日
「肉が食べたくて犬を捕まえて食べた」 ロシア兵士、家族と45秒通話
ウクライナを侵攻したロシア軍が配給食糧に対する不満から、犬を捕まえて食べたという。
31日(現地時間)、テレグラフによると、ウクライナ保安局はロシア兵士が家族と45秒間通話する内容を盗聴し、このような内容を確認したとツイッターに明らかにした。該当の通話からは配給された戦闘食糧に対する不満を垣間見ることができる。
家族が「ご飯はちゃんと食べているか」と質問すると兵士は「最悪ではない。昨日アラバイを食べた。肉が食べたかったんだ」と答えた。アラバイは大型犬である「中央アジア牧畜犬(Central Asian Shepherd Dog)」を称するロシア語だ。
ロシア軍は食料を入手しにくい地域で食事を取れるように賞味期限が長く冷蔵庫で保管しなくても良い簡便料理式の戦闘食糧を兵士たちに支給しているが、このような食料では兵士が満足しなかったものとみられる。
これに先立ち、ウクライナではロシア兵士に捕まえられて食べられることを防ぐために、捨てられた犬や猫を救出しようとする活動が大々的に繰り広げられているという報道も出ている。また、補給品不足でロシア兵士がスーパーマーケットを略奪したりウクライナ人に食糧を請いたりする姿も公開された。
元英国陸軍参謀総長のリチャード・ダナット氏はBBCに出演し、ウクライナ戦争に投入されたロシア兵士の苦境を説明して「この若者たちは恐怖を感じているだけではなく今飢えている。タンクの燃料も手に入れることはできない。彼らは非常に困難な状況に直面している」と分析した。
人間は、戦争などの極限状態ではなんでも食べる。戦争中の人肉食を描いた作品に、武田泰淳の「ひかりごけ」や大岡昇平の「野火」があります。アンデス山脈に不時着した人々が人肉を食べて生き残った実話は「アンデスの聖餐」という映画になりました。
人肉食に比べれば犬肉食はどうってことない。中国やベトナムでは普通の食材だし、韓国にも犬食文化があります。
韓国のメディアで「ウクライナの犬肉食」が報じられたのは、先の大統領選挙で「犬食禁止の是非」が話題になったからでしょう。
昨年9月27日、文在寅大統領は「もう犬の食用禁止を慎重に検討すべき時ではないか」と述べました。
10月31日、野党の大統領候補だった尹錫悦(ユン・ソンニョル)は「(犬の食用に)個人的に反対しているが、国家の施策にするには多くの人たちの社会的合意がなければならないのではないか」、「(犬の食用は)ペットの虐待ではなく、食用の犬は別に育てているのではないのか」と発言。
与党の李在明(イ・ジェミョン)候補は、11月1日、「生まれた時から食用の犬などいない」、「犬の食用がペット虐待ではないという主張も大きな問題だが、犬を食用と非食用に分けるのはもっとショッキングだ」と尹錫悦を批判。
批判された尹錫悦は、一方で、たいへんな愛犬家として知られています(リンク)。
5月に大統領になる尹錫悦が、はたして犬肉食禁止に踏み出すかどうか、注目されます。
〈参考〉
エンデュアランス号漂流と犬喰い
「肉が食べたくて犬を捕まえて食べた」 ロシア兵士、家族と45秒通話
ウクライナを侵攻したロシア軍が配給食糧に対する不満から、犬を捕まえて食べたという。
31日(現地時間)、テレグラフによると、ウクライナ保安局はロシア兵士が家族と45秒間通話する内容を盗聴し、このような内容を確認したとツイッターに明らかにした。該当の通話からは配給された戦闘食糧に対する不満を垣間見ることができる。
家族が「ご飯はちゃんと食べているか」と質問すると兵士は「最悪ではない。昨日アラバイを食べた。肉が食べたかったんだ」と答えた。アラバイは大型犬である「中央アジア牧畜犬(Central Asian Shepherd Dog)」を称するロシア語だ。
ロシア軍は食料を入手しにくい地域で食事を取れるように賞味期限が長く冷蔵庫で保管しなくても良い簡便料理式の戦闘食糧を兵士たちに支給しているが、このような食料では兵士が満足しなかったものとみられる。
これに先立ち、ウクライナではロシア兵士に捕まえられて食べられることを防ぐために、捨てられた犬や猫を救出しようとする活動が大々的に繰り広げられているという報道も出ている。また、補給品不足でロシア兵士がスーパーマーケットを略奪したりウクライナ人に食糧を請いたりする姿も公開された。
元英国陸軍参謀総長のリチャード・ダナット氏はBBCに出演し、ウクライナ戦争に投入されたロシア兵士の苦境を説明して「この若者たちは恐怖を感じているだけではなく今飢えている。タンクの燃料も手に入れることはできない。彼らは非常に困難な状況に直面している」と分析した。
人間は、戦争などの極限状態ではなんでも食べる。戦争中の人肉食を描いた作品に、武田泰淳の「ひかりごけ」や大岡昇平の「野火」があります。アンデス山脈に不時着した人々が人肉を食べて生き残った実話は「アンデスの聖餐」という映画になりました。
人肉食に比べれば犬肉食はどうってことない。中国やベトナムでは普通の食材だし、韓国にも犬食文化があります。
韓国のメディアで「ウクライナの犬肉食」が報じられたのは、先の大統領選挙で「犬食禁止の是非」が話題になったからでしょう。
昨年9月27日、文在寅大統領は「もう犬の食用禁止を慎重に検討すべき時ではないか」と述べました。
10月31日、野党の大統領候補だった尹錫悦(ユン・ソンニョル)は「(犬の食用に)個人的に反対しているが、国家の施策にするには多くの人たちの社会的合意がなければならないのではないか」、「(犬の食用は)ペットの虐待ではなく、食用の犬は別に育てているのではないのか」と発言。
与党の李在明(イ・ジェミョン)候補は、11月1日、「生まれた時から食用の犬などいない」、「犬の食用がペット虐待ではないという主張も大きな問題だが、犬を食用と非食用に分けるのはもっとショッキングだ」と尹錫悦を批判。
批判された尹錫悦は、一方で、たいへんな愛犬家として知られています(リンク)。
5月に大統領になる尹錫悦が、はたして犬肉食禁止に踏み出すかどうか、注目されます。
〈参考〉
エンデュアランス号漂流と犬喰い
ロシア制裁に加担した日本のこれからの困窮を思うと恐ろしくてたまりません
戦車で攻め入っちゃうというのは前時代を思わせますが、報道を含む情報戦は21世紀の戦争を感じさせます。
ウクライナ・西側発の情報全般の真偽は個別判断が必要と思いますが、動物愛護の国発の今回の報道が、「野蛮なロシア」を印象付けるためのものであることは容易に想像できます。
たくさんの避難民たちが、いろいろな場面でマンションや避難民の乗ったバスをウクライナ軍(ネオナチ)が砲撃したという証言の動画を見ました。
これらが私が西側の報道を嘘と思う理由です。