私が韓国に来る前,日本の職場で韓国人アルバイトを使っていたことがあります。日本語を専攻していたわけでなく,ご主人について日本に来て,独学で日本語を勉強したらしい。
ある日,こんな電話がありました。
「今日は,子どもが痛くて,休みたいんです」
「?」
まあ,だいたいの事情は理解できますが,ちょっとおかしい。
これ,韓国語の表現を直訳した「コパニーズ(韓国式日本語)」なんですね。「痛い」は韓国語でアプダ 아프다 。ところがアプダは「痛い」だけでなく,広く「病気であること」も表します。「体が痛い」は,引っ越しなどで体の節々が痛むということより,「体の具合が悪い」という意味で使われることが多い。
したがって,先の電話は,
「今日は,子どもの具合が悪くて,休ませていただきたいのですが」
と言いたかったもののようです。
逆に,韓国語で,本当に引っ越しの手伝いをして体が痛いときはどうするか。このときは,「筋肉痛だ」という表現を使うようです。
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日本語と韓国語は文法が似ているので、結構直訳っぽく話してしまう初級の学生は多いです。「友達を会います」とか。
似た経験をされてたんですね。
>「友達を会います」
あと、「車を乗ります」「お父さんを似ました(お父さんに似ています)」などが代表的。
韓国語もかなりおできになるようで。