韓国つながりの飲み仲間とポンゲ飲み会(稲妻飲み会、急な飲み会)が敢行されました。
場所は会長のお膝元、花小金井の虎居(トライ)。
最近、酒場放浪記というテレビ番組で紹介され、会長が行ってみたらすごくよかったということで、急遽、都合のつく人だけ招集されました。
「そのお店、メニューがないんですよ。カウンターの大皿を指さして注文するんです」
金曜日の夜で混雑も予想されるので、予約を入れておいてもらったのが正解でした。
奥の掘りごたつ式テーブル席は予約で一杯らしく、お客さんがまだいない席にもつきだしが並べられていました。
しかし、つきだしというには種類も量も多い。
ポテトサラダはともかく、かんぴょう巻き、ロールケーキ風のパンなどという、〆っぽい品がすでにセットされています。
「飲み物は?」
「生ビールと…、レモンサワー」
「サワーは鏡月と〇〇のどちらにしますか?」
深い理由はないのですが、韓国つながりの会なので、韓国焼酎(韓国では見たことないが)の鏡月に。鏡月は韓国では「グリーンソジュ」という名で売られているものかもしれません。
「コップはあちらにあります」
セルフサービスのようです。
おばさんは飲み物の注文だけ受けて奥へ引っ込みます。
生ビールと、鏡月&市販のレモンソーダが来たあと、間髪入れずにゆで卵のフライの輪切りと、エビのマヨあえが運ばれてきます。
マヨネーズが苦手な人がいようが、甲殻類アレルギーがいようが、お構いなしです。
(頼んでないけどなあ。まあいいか)
さらに鶏のから揚げ、イカと里芋の煮つけ、鯖の塩焼き…。
(これはどういうシステムなんだろう?)
どうも「大皿を指さして頼む」のはカウンター席だけのようです。
韓国では、日式(イルシク、韓国風日本料理)の店などで、メインディッシュの刺身とは別に膨大な量の副菜(ミッパンチャン)が出てくることがありますが、それを思い出しました(リンク)。
われわれはみな、多かれ少なかれ韓国暮らしを経験しているので、次々に運ばれてくるおかずを、それほど抵抗なくというか楽しみながら、受け取ります。
韓国語の達人も多いので、韓国語の表現が話題になったりします。
犬仔(リンク)とか十八(シッパル、リンク)のような罵倒語の話題や、「身土不二」などの韓国製漢字語、ヌタウナギ(リンク)やケブル(ユムシ、リンク)のような韓国独特の食材の話などで盛り上がりました。
その後も、頼んでいないおかずの数々がどんどん運ばれてきます。
茹でトウモロコシの輪切り、アジの南蛮漬け、冷やしトマト、スパゲティ、巨大グリーンアスパラ(たっぷりのマヨネーズ添え、マヨネーズがダメな人がいるのに)…。
思い出せるだけでも10種類を優に越えています。
「これ、もしよろしければ」
といって持ってきたのが、丸ごと1本のきゅうりの塩もみ。一人一本ずつです。
4人で予約していたので、大皿料理以外の小分け可能な料理は、4人分ずつ出てきます。
途中、来られるかどうかわからないといっていたメンバーが遅れて合流したあとも、それは変わりませんでした。
「しかし、すごい量だな!」
「もうこれ以上は無理!」
などと言い合っていた時に、ダメ押しのようにバナナが一人1本ずつやってきました。
「ここ、9時閉店で、その20分前ぐらいに計算(お勘定の韓国式表現)があるはず」と会長。
確かに8時半ごろから、店のおばさんたちの動きがあわただしくなり始めました。
食べ終わった皿を下げ始めるのですね。
そして残っているものを食べきるよう、穏やかに急(せ)かされます。
食べきれなさそうだと見るや、
「よろしければこれどうぞ」
と、残飯持ち帰り用の箱入りラップが差し出されます。
フードロスゼロを不文律としているようです。
私も孫の翌日の朝ご飯用にバナナを1本持ち帰ることに。
立ち上がるのもつらいほどの満腹感というのは、30年前、初めて韓国に出張したときの食事以来かもしれません(リンク)。
計算が衝撃的でした。
「一人3000円でお願いします。4人ですから12000円(税込み)です」
5人目が来て、きっちり生ビールも追加注文したのに、計算には入れないようです。
こんなに飲んで、食べて、1人2400円!
「メニューは日替わりなんですか」
「そうですね、地場野菜とか、その日の新鮮な食材をお出ししてます」
「酒場放浪記を見て来たんです」
「ああ、そうなんですね。まさかこんなことになるとは思ってませんでした」
と女将さんがにこやかに応えてくれました。
テレビで紹介されてからお客さんが激増し、スタッフ(みなおばさん)も増員されたようです。
飲み残した鏡月は、しっかりキープもできました。
昔、酔っ払いを虎にたとえることがありましたが、虎居というのは、「酔っ払いの居る店」から来たのかもしれません。
韓国料理が出るわけではなく、ふつうの和風居酒屋なんですが、なぜか韓国時代を思い出してしまう店でした。
やみつきになりそうです。
場所は会長のお膝元、花小金井の虎居(トライ)。
最近、酒場放浪記というテレビ番組で紹介され、会長が行ってみたらすごくよかったということで、急遽、都合のつく人だけ招集されました。
「そのお店、メニューがないんですよ。カウンターの大皿を指さして注文するんです」
金曜日の夜で混雑も予想されるので、予約を入れておいてもらったのが正解でした。
奥の掘りごたつ式テーブル席は予約で一杯らしく、お客さんがまだいない席にもつきだしが並べられていました。
しかし、つきだしというには種類も量も多い。
ポテトサラダはともかく、かんぴょう巻き、ロールケーキ風のパンなどという、〆っぽい品がすでにセットされています。
「飲み物は?」
「生ビールと…、レモンサワー」
「サワーは鏡月と〇〇のどちらにしますか?」
深い理由はないのですが、韓国つながりの会なので、韓国焼酎(韓国では見たことないが)の鏡月に。鏡月は韓国では「グリーンソジュ」という名で売られているものかもしれません。
「コップはあちらにあります」
セルフサービスのようです。
おばさんは飲み物の注文だけ受けて奥へ引っ込みます。
生ビールと、鏡月&市販のレモンソーダが来たあと、間髪入れずにゆで卵のフライの輪切りと、エビのマヨあえが運ばれてきます。
マヨネーズが苦手な人がいようが、甲殻類アレルギーがいようが、お構いなしです。
(頼んでないけどなあ。まあいいか)
さらに鶏のから揚げ、イカと里芋の煮つけ、鯖の塩焼き…。
(これはどういうシステムなんだろう?)
どうも「大皿を指さして頼む」のはカウンター席だけのようです。
韓国では、日式(イルシク、韓国風日本料理)の店などで、メインディッシュの刺身とは別に膨大な量の副菜(ミッパンチャン)が出てくることがありますが、それを思い出しました(リンク)。
われわれはみな、多かれ少なかれ韓国暮らしを経験しているので、次々に運ばれてくるおかずを、それほど抵抗なくというか楽しみながら、受け取ります。
韓国語の達人も多いので、韓国語の表現が話題になったりします。
犬仔(リンク)とか十八(シッパル、リンク)のような罵倒語の話題や、「身土不二」などの韓国製漢字語、ヌタウナギ(リンク)やケブル(ユムシ、リンク)のような韓国独特の食材の話などで盛り上がりました。
その後も、頼んでいないおかずの数々がどんどん運ばれてきます。
茹でトウモロコシの輪切り、アジの南蛮漬け、冷やしトマト、スパゲティ、巨大グリーンアスパラ(たっぷりのマヨネーズ添え、マヨネーズがダメな人がいるのに)…。
思い出せるだけでも10種類を優に越えています。
「これ、もしよろしければ」
といって持ってきたのが、丸ごと1本のきゅうりの塩もみ。一人一本ずつです。
4人で予約していたので、大皿料理以外の小分け可能な料理は、4人分ずつ出てきます。
途中、来られるかどうかわからないといっていたメンバーが遅れて合流したあとも、それは変わりませんでした。
「しかし、すごい量だな!」
「もうこれ以上は無理!」
などと言い合っていた時に、ダメ押しのようにバナナが一人1本ずつやってきました。
「ここ、9時閉店で、その20分前ぐらいに計算(お勘定の韓国式表現)があるはず」と会長。
確かに8時半ごろから、店のおばさんたちの動きがあわただしくなり始めました。
食べ終わった皿を下げ始めるのですね。
そして残っているものを食べきるよう、穏やかに急(せ)かされます。
食べきれなさそうだと見るや、
「よろしければこれどうぞ」
と、残飯持ち帰り用の箱入りラップが差し出されます。
フードロスゼロを不文律としているようです。
私も孫の翌日の朝ご飯用にバナナを1本持ち帰ることに。
立ち上がるのもつらいほどの満腹感というのは、30年前、初めて韓国に出張したときの食事以来かもしれません(リンク)。
計算が衝撃的でした。
「一人3000円でお願いします。4人ですから12000円(税込み)です」
5人目が来て、きっちり生ビールも追加注文したのに、計算には入れないようです。
こんなに飲んで、食べて、1人2400円!
「メニューは日替わりなんですか」
「そうですね、地場野菜とか、その日の新鮮な食材をお出ししてます」
「酒場放浪記を見て来たんです」
「ああ、そうなんですね。まさかこんなことになるとは思ってませんでした」
と女将さんがにこやかに応えてくれました。
テレビで紹介されてからお客さんが激増し、スタッフ(みなおばさん)も増員されたようです。
飲み残した鏡月は、しっかりキープもできました。
昔、酔っ払いを虎にたとえることがありましたが、虎居というのは、「酔っ払いの居る店」から来たのかもしれません。
韓国料理が出るわけではなく、ふつうの和風居酒屋なんですが、なぜか韓国時代を思い出してしまう店でした。
やみつきになりそうです。
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