日本語と同じように,韓国語でも漢字の「四」と「死」が同音で,4という数字が忌避されるという話を前に書いたことがあります(→リンク)。
野球の四球と死球は,日本語ではどちらもシキュウなので,音で聞いては区別できない。
それで,実況中継などでは「フォアボール」,「デッドボール」と外来語をそのまま使うことが多い。ただし,漢字で書けば区別できるので,新聞記事などでは「四球」「死球」「四死球」をよく使います。
そもそも日本の野球用語の生みの親は,明治の歌人正岡子規。
彼の作った和製漢語が,韓国野球界にもそのまま入り,四球/死球も使われます。
日本語同様,「四球」「死球」は同音異義語でどちらもサグ 사구 音声上区別できないので,実況では,「フォボル」,「デッドボル」と外来語を使ったり,四球のほうを固有語でボルレッ 불넷 (ボール四つ)と言い換えたりしています。
一方,新聞はどうか。漢字を使わずハングル表記するので,これまたどちらもサグになって区別がつかない。
それで,四球のほうは4グと書いたりします。最近では書き言葉でもボルレッを使うようですね(→韓国語版記事,日本語版記事)。
以前,新聞記事を読んでいて,「故意サグ」という言葉にひっかかった。
「何とかチームの故意サグ戦術」
というような表現でした。
故意死球?
ビーンボールか?
なんと,わざと死球を投げる戦術が,韓国野球には存在するのか!!。
でもその先を読んでいくと,どうもこの「サグ」は四球のようです。あとで韓国人に確認すると,韓国語では「敬遠」という言葉は使わず,「故意四球」と言う,という説明を聞いて,疑問が解けました。
そりゃそうだ。
いくらなんでも,故意に死球を投げたら乱闘になっちゃうよね。
野球の四球と死球は,日本語ではどちらもシキュウなので,音で聞いては区別できない。
それで,実況中継などでは「フォアボール」,「デッドボール」と外来語をそのまま使うことが多い。ただし,漢字で書けば区別できるので,新聞記事などでは「四球」「死球」「四死球」をよく使います。
そもそも日本の野球用語の生みの親は,明治の歌人正岡子規。
彼の作った和製漢語が,韓国野球界にもそのまま入り,四球/死球も使われます。
日本語同様,「四球」「死球」は同音異義語でどちらもサグ 사구 音声上区別できないので,実況では,「フォボル」,「デッドボル」と外来語を使ったり,四球のほうを固有語でボルレッ 불넷 (ボール四つ)と言い換えたりしています。
一方,新聞はどうか。漢字を使わずハングル表記するので,これまたどちらもサグになって区別がつかない。
それで,四球のほうは4グと書いたりします。最近では書き言葉でもボルレッを使うようですね(→韓国語版記事,日本語版記事)。
以前,新聞記事を読んでいて,「故意サグ」という言葉にひっかかった。
「何とかチームの故意サグ戦術」
というような表現でした。
故意死球?
ビーンボールか?
なんと,わざと死球を投げる戦術が,韓国野球には存在するのか!!。
でもその先を読んでいくと,どうもこの「サグ」は四球のようです。あとで韓国人に確認すると,韓国語では「敬遠」という言葉は使わず,「故意四球」と言う,という説明を聞いて,疑問が解けました。
そりゃそうだ。
いくらなんでも,故意に死球を投げたら乱闘になっちゃうよね。
http://www.chosunonline.com/article/20060311000015
あのときのイチロー叩きはすごかった。
「“向こう30年は日本に手は出せないな”という感じで勝ちたいと思う」