犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

恥辱の大敗~WBC日韓戦

2009-03-09 00:05:39 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)
 WBCのアジアラウンド日韓戦で,日本が韓国に14対2で大勝し,韓国の新聞はどこも「恥辱」の文字が踊っています。

 たとえば東亜日報3月8日


韓国,「闘志」「精神力」の不足が無気力な敗北を呼んだ

 粘り強く追いすがる姿も,「宿敵」に勝とうとする闘志もなかった。このような韓国にコール負けは予想された結果であった。

 韓国は7日の日本の東京ドームで開かれた第2回WBC第1ラウンド(アジア予選)日本とトーナメント戦で2つのホームランを含む14安打を許し,2-14で,無気力なコールド負けを喫した。

 恥辱の敗北だった。韓国に比べて日本の選手層が厚く技術的にも進んでいることは認めるとしてもコールド負けという結果は納得できない。

 恥ずかしい結果を招いた理由は選手たちの無気力さだった。点差が広がれば広がるほど韓国は安易にホームランを許し,無気力な姿をさらけだした。

 1回を終わった段階では2-3で,ほぼ互角だった点数は2回表,キム・グァンヒョンの不振により2-8にまで広がった。

 これ以降,韓国は力が抜けた姿だった。4回,先頭打者のイチローにヒットと盗塁を立て続けに決められタイムリーヒットを浴びて1点を失うといっそう無気力になり,結局コールド負けとなった。

 これまで韓国が日本戦に強かった理由は,日本に勝つぞという「闘志」と最後までとぎれなかった「集中力」,負けまいとする「精神力」にあった。

 野球の裾野の広さに大きな違いがある韓国が日本に勝てたのも,まさにこうした理由のおかげだった。

 ここで負けても8日の中国戦に勝てば米国行きチケットを手にすることができるという思いからか,韓国は早い段階で「明日の試合」を考えていたようだ。韓国は時間が経つほど全力を出していない様子が見えた。

 敗因はいろいろ考えられる。日本戦に連戦連勝してきて油断していたこともあり,日本が存分に実力を発揮したためでもある。

 だが最大の理由はやはり「闘志不足」ではなかったか。

 中国に勝って第2ラウンドに進出し,「4強再現」という目標をかなえるためには,北京オリンピックのときに持っていた,「ボールに当たりに行ってでも出塁するぞ」という覚悟を新たにする必要があるのではなかろうか。

 日本のテレビの解説で,
「韓国の選手はボールをよけませんからねえ」
と言っていましたが,「体当たり戦術」は,韓国では推奨すべき戦術のようです。

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