犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

親指モバイル

2010-11-05 23:52:24 | 韓国便り(帰任以後)
 5年くらい前に購入した私のパソコンがついにいかれました。

 私のパソコンはただのパソコンではない。富士通が開発し,その優秀性が世間に認められず,富士通自身がとっくに見切りをつけた「親指シフトキーボード」が標準装備されているカスタムメイドのノートパソコンです。

 10年ほど前までは,希望する顧客に対して「親指仕様」を売っていた富士通は,その後生産中止。しかし,その存続を望む声が少なくなかったのでしょう,富士通関連のベンチャー企業(?)で,ほそぼそと製造されていました。

 といっても,常に在庫があるわけじゃない。年に数回,限定生産され,わりとすぐに売り切れます。

 最近まで使っていたパソコンも,そうして手に入れたレアものです。大事に使っていたとはいえ,充電性能の低下が著しく,最近では5分ももたない。新幹線内でパソコンを使う必要があるときは,新型車両の窓際(コンセントあり)を確保しなければなりませんでした。

 さらに最近では,反応速度もきわめて遅くなり,しばしばロックするようになりました。(このところブログの更新が遅れたのもそれが原因です。)

 さいわい「親指モデル」が11月に入荷するというのでネットで申し込み,つい最近届きました。

 こういう特殊な製品ですから,競合というものがない。いきおい値段は高くなる。同じスペックの他社製品に比べ,5万円ぐらい高いかもしれません。

 もちろん親指キーボードに固執しなけりゃいいんですが,親指地獄(→リンク)にはまっている私にとって,それはなかなか簡単ではない。

 しかし,いまどきノートパソコンに25万円も出すかねえ。

 自分でもあきれますが,いまさら親指から通常のキーボードに戻るのは,何か人生観を否定されるような気がして,踏み切れません。


 しかし,地デジ対応テレビ,クルマ,パソコン…。

 この秋はずいぶんたくさん使ってしまいました。年末にかけて切り詰めないと…。

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