カンジャンケジャンを無限に食べて満腹したあと、私と駐在員、韓国人の男性職員が残って、二次会に。
「どこか、いい飲み屋、開拓しましたか?」
「それが全然なんですよ。犬鍋さん、どこかいいとこ知りませんか」
「僕が知っているところはみんな潰れてますよ」
仁寺洞からチョンジンドン方面に歩いて行きます。日本大使館に近いところに知っているバーがありましたが、行ってみるとやはり店の名前が変わっていました。
「世宗文化会館の裏にたくさんあったはずだけど、行ってみますか」
教保文庫ビルを横目に、光化門の交差点を渡ります。
文化会館の裏には古いオフィスビルがいくつかあって、その地下には飲み屋街が広がっていました。行ってみると、飲み屋街は今の健在。小さな店で、窓はなく、店内は薄暗い。たいてい、年増のマダムにアガシ(もしくはアジュンマ)が1人か2人。カウンターと、テーブルが3つか4つほどあって、女性たちがテーブルに来ていっしょにおしゃべりしたり飲んだりする。カラオケの設備はありません。こうした形式の飲み屋を、昔は「カフェ」と呼んでいましたが、今はどうなんでしょうか。(→リンク)
そのうちの一軒に入りました。この店の主人は50歳ぐらい。アガシのほうは年齢不詳ですが30代半ばか。
「日本語できますか?」
「コンニチハとかアリガトウぐらいならね」
駐在員は在韓2年近くなりますから、片言の韓国語ができる。飲み屋で不自由はしません。
小瓶のビールが10本ぐらい運ばれてきます。多すぎると思いますが、店の女性もいっしょになって飲みますから、すぐになくなります。
「つまみはクァイル(果物)がいいですか」
「いえ、マルンアンジュ(乾きもの)にしてください」
乾きものの方が果物より安い。
「あら、バツイチなんですか。私もです」
アガシと駐在員で話が盛り上がっています。
「もっとビールお持ちしましょうか」
もう10本が持ってこられそうな雰囲気でしたが、
「今日はもう遅いから……」
といって席を立ちました。
1時間半ほど飲んで、3人で13万ウォンが高いか安いか意見が分かれましょうが、久しぶりに前世紀の雰囲気に浸ることができました。
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