今回の飛行機はアシアナ。前回の出張で全日空の機内食がよかったので,最初,全日空で予約をしたら,77000円!! 正規料金です。 高すぎるので,時間は多少ずれてもいいからもっと安いのを探してもらったところ,アシアナが28000円と,非常にリーズナブルな便がとれました。でも,帰りの土曜日の便は午後3時50分。中途半端な時間です。 さて,アシアナにしろ,KALにしろ,韓国人の客室乗務員は,ある程度日本 . . . 本文を読む
帰国の日,ホテルから金浦空港までタクシーで行きました。ホテルを出たところで客待ちをしていた一般タクシー。「領収書は出ますか?」「今どき領収書の出ないタクシーなんてありませんよ」「昔は,一般タクシーは出ない車もあったでしょう?」「いや,3年ぐらい前から出ますよ。去年の10月からは義務化されたし。カードだってOKですよ」「カード,使えるんですか?」「でもね,手数料はお客さんに負担してもらわなくちゃな . . . 本文を読む
いつものように酔っぱらった夜,便宜店(ビョンイジョム=コンビニ)でミネラルウォーターを買いました。 輸入ものは高いので,韓国産の水。 チェジュ・サムダス 漢字で書けば,済州三多水。 三多とは,昔から済州島について言われる言葉です。済州島は三つのものが多い。 石と風と女 ウィキペディアによれば,石というのは火山島であるために火山岩が多いということ。風というのは,台風によく強打されること。 女は「 . . . 本文を読む
初日は夜遅くに到着したので何もできませんでしたが,二日目,三日目と,駐在時代の知り合いに再会しました。 まず二日目の夜,当ブログのメインコメンテイター,スンドゥブさんとお会いしました。 会議がえらく長引いて,会社の職員と食事が終わったのが9時半。そこからアプクジョンに向かいました。ずいぶんお待たせしてしまって,申し訳ないことです。前回の出張では時間が合わず,ひさしぶりの再会となりましたが,お元気 . . . 本文を読む
今回の出張は,金浦空港から入りました。 夜の便。別に急ぐわけじゃないので,のんびり地下鉄で市内まで行くことに。 久しぶりの地下鉄。 5号線の車両に乗り込むと,なつかしい匂いがします。ほのかなキムチ臭。 韓国に来たなあ。 夜9時半の上り電車は空いています。すわっている人々を見回すと,やっぱりみなさん韓国人っぽい。 これはなんなんでしょう。 ファッション? おばさんの服の色合いは,日本に比べると, . . . 本文を読む
日本語版には,「新羅人もしくは新羅人二世あたりの人が新羅で勉強してから帰国し,新羅式漢文を取り混ぜて〈日本書紀〉を書いたという推定が可能だ。」なんてことは書いていなかった。 もしかして,森教授が韓国に来て得た新しい知見が韓国語版に反映しているのかもしれないと思い,韓国語版と日本語版を比較してみました。 ところが,まえがきなどを読んでも,本文に関しては1999年の本に加筆が行われたという説明はなく . . . 本文を読む
森博達『日本書紀の謎を解く』の韓国語版が刊行されると,いくつかの新聞に書評が出ました。次は,「ハンギョレ新聞」のもの(→リンク)。ハンギョレ2006年8月31日「日本書紀は唐の人と新羅留学僧の作品」古代史歪曲の温床「日本書紀」,漢字・仮名の用法を分析して誕生と捏造過程を暴く この本の結語は次のような文で始まる。「〈日本書紀〉成立の秘密はこの本によって解明された。」 高慢なまでに堂々としている。森 . . . 本文を読む
一時期,本を一冊読み終わると,読み終わったときの日付を奥付に書き込むことにしていました。後々,ああこの本はこのときに読んだのかあ,と感慨にふけることができる。 しかし,日付だけでなく,時刻までわかるという本は少ない。 そんな本の一冊が,森博達『日本書紀の謎を解く-述作者は誰か』(中公新書、1999年)です。2000年12月3日未明に読了。とても感動したので,その感想をすぐに,ある掲示板に書き込ん . . . 本文を読む
「チョンアルタクシー」の「チョンアル」は「銃の弾」。「チョン총」は「銃」の音読みですが,「アル알」のほうは固有語です。 普通は卵のこと。 ニワトリの卵は,韓国で二つの言い方があります。ケーラン계란(鶏卵)と,タルギャル달걀。タルギャルのほうは固有語で,もともとはタク닭とアル알の複合語でし . . . 本文を読む
さて,次女の韓国旅行の最終日。空港に向かうときにまたひと騒動起こったそうです。 レジデンスからはホテルリムジンはない。ちょっと離れた東大門駅近くに,一般の空港リムジンがあるというので,ホテルの人に停留所の位置を聞いて,スーツケースを引きながらむかった。 ところが,停留所が見つからない。ホテルの人の説明が悪かったのか,韓国語のリスニングが悪かったのか…。 しかたなく,往きと同じく地下鉄で二村洞に行 . . . 本文を読む
焼け落ちた南大門を見物に行くと,肝心の南大門はシートで囲まれて見られなかったそうですが,そこで市民団体がビラを配っていたのを持ち帰ってきた。謹弔 崇礼門対策なき開放政策,崇礼門が焼けた。開放政策の責任者,李明博は謝罪しろ。 610年間,民族の自尊心であり国家の象徴であった崇礼門が,一夜にして灰塵に帰してしまった瞬間,市民が泣き,国民が泣き,国全体が泣き崩れました。 ああ… 私たちはこの惨憺たる悲 . . . 本文を読む
次女の韓国旅行の続きです。 泊まったレジデンスの部屋には,セイフティ・ボックスがあり,使おうとしたら,最初からロックがかかっていて開かない。 ホテルの人を呼んで,見てもらったけれど,ホテルの人も開けることができず,結局使えなかった…。 この話を会社の同僚にしたところ,私も最近よく利用するイビス・アンバサダーでも同じようなことがあったという。 彼の場合は,ホテルについている大浴場を利用するために, . . . 本文を読む
昨年の秋に短大へ推薦入学を決め,級友たちが受験でヒーヒー言っているのを尻目に余裕の高三生活を送っていた次女は,やはりエスカレーター式の高校に通う親友二人と韓国へ「卒業旅行」。 貯めるばかりで使う暇のない「マイレージ」を使わせてやりました。マイレージはタダと言っても税金(空港使用税)が1万円以上かかる。へたなホテルに泊まると,総額で激安ツアーより高くなってしまう。それで,ネットで安宿を探しました。 . . . 本文を読む
2月25日,韓国の新大統領として李明博大統領が就任し,新政権が船出しました。翌日の中央日報に,李御寧が寄稿しています。(→リンク)
李御寧は作家,評論家,大学教授(梨花女子大学長歴任),盧泰愚大統領時代には文化庁長官(文部大臣)を務め,88オリンピックの,あの民族色の濃い開会式を演出しました。
李御寧と言えば,日本では日韓文化論の古典,『「縮み」志向の日本人』(1982年学生社/講談社文庫 . . . 本文を読む