入学式でした。
青空、桜の花びら、真新しい服の群れ…
様々な思いが去来します。
これからの6年間、何を見、何を聞き、何を感じるのか。
式典に関してはいろいろ思うことはあるのですが、まぁめでたい日に野暮は言わないでおきましょう。
明日から、身の丈に不相応なランドセルを背負って通います。
入学式が終わってから、お世話になっていた保育園にお披露目に行きました。
ちょうど他の小学校に入学した仲間も数人集まっています。
ついさっきまでは、「あぁ、成長したんだなぁ」と思っていた子が、なじんでいない学校から、なじんでいる保育園に戻ることで、とても生き生きしてました。
知らない顔がいっぱいの学校より、先生も仲間もなじみの保育園。
はしゃぎまわっていました。
帰ってくるところっていうのは、こういうことなんですねぇ。
こういうベースがあるからこそ、一歩踏み出していける。
なにも、過去を捨てることはないんですね。
いままですごしてきた出来事を糧にして、次に進んでいきます。
消えてなくなることはありません。
あたらしく年長組の担任になった先生が声をかけてくれました。
「いろいろ考えていたけど、お父さんの謝辞に感動してクラス便りを『ありがとう』にしました」って。
いやぁ、社交辞令でしょうけど…うれしいです。
こちらこそ、ありがとう。