金曜日に参加した新しい研究会。
「びわこカウンセリングルーム」を会場に、4月からの本格開催に先駆けてプレワークが行われた。
真宗カウンセリング研究会でご一緒している「びわこカウンセリングルーム」の所長さんから半年位前にお話をいただき、私も世話人として名を連ねさせていただいている。
基本的な方針は定まっているが、その内容は参加者で話し合って進めていくことになりそうだ。
案内(こちら)にも記載されているが、「相談される立場」のかたのトレーニングが主体。
とはいえ、自分自身が「聞いてもらう」立場を経験し、相談者の気持ちに立ってみることがなければ、相談される立場として心もとない。
私なんかは、学術的理解より、先に現場で「聞く」実践を積んできたものだからそうは思っていなかったのだが、介護や福祉の現場に立つために勉強してきた方は、実戦経験が少ないまま現場に赴くことも珍しくないようだ。
そういう方には、実践形式で学ぶ場に参加することはとても大きな意味があると思う。
また、様々な相談現場に従事している方も、客観的に見直すことや、自らの経験を参加者で分かち合って、相互成長することも大事だ。
そういう意味では、単なる体験学習だけではなく、異分野間での”気付き”合いが、みんなが同じ方向に向かって学ぶのとはまた違う(時には回り道もあるかもしれないが)面白さがあると思う。
と、前置きが長くなったが、この日やっと動き出すこととなった。
今回のプログラムは、参加者代表2名によるロールプレイをほかの方が観察しコメントする実践、私が提供したアイスブレークのワーク、びわこカウンセリング所長による統合失調症の座学の3つ。
今後、参加者が持ち回りで担当する時間も設けられていくので、様々な角度から学んでいくことが出来る。
まさに、これから育っていく研究会となるだろう。
私自身、新たな扉の前に立ち、そっと扉に手をかけた感覚でワクワクしている(私なんかが世話人で良いのだろうかという不安もあるが)
この研究会があるおかげで、PTAなどの集まりで学んでいくことがまた楽しくなってくる気がする。
インプットしたものをアウトプットする機会がもらえるのだ。
人に話すと言う行為ほど、自分が聞いてきたことを深められるものはない。
自分で聞いただけなら「自己流解釈」に留まってしまうものが、反すことによって確認されるし是正もされていく。
3月7日にもう一度、見学無料のプレワークがある。
興味のある方はぜひお問い合わせください。
manu.takahashi@nifty.ne.jp