コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

京都市小学校PTA連絡協議会

2011-04-22 08:24:28 | PTA

水曜日、「京都市小学校PTA連絡協議会」の理事会に参加してきました。

子どもが通う学校のPTA会長になるのは昨年度から覚悟はしていましたが、その後今年度に我が校が南ブロック(京都市南区の小学校)の当番校4校のうちの1つになっていることを知らされ、さらにはそのうち3校の諸事情により、我が校が南ブロックの会長となることに。

ということで、各ブロックの会長が自動的に「京都市小学校PTA連絡協議会」の理事になるということで、また立場が1つ増えてしまいました。

 

 

昨年度の理事を中心に、各団体の挨拶や役職の交代がどんどんと進んでいきます。

もちうろん、「子どものため」がPTAであることの主題ですから、そのための様々な「言葉」が飛び交います。

そのひとつひとつはとても大事で、すばらしいことが盛り込まれています。

 

「子どものために大人が規範となる」ということが随所で語られてきました。

連携を取るために、また思いを子どもに実践するために「伝えること」を大事にすることも。

 

しかし、私の中にはいくつか「?」をつけたい状況もあります。

 

こういう大事な話をしてくださるときに、元になる資料を配られているのですが、話を聞きながらずっと資料に目を落としている人の多いこと多いこと。

おそらく「目を見て人の話を聞きましょう」ということは大人が子どもに、(あるときはしかりながら)言っている事でしょう。

資料の内容を読んでいるときはともかく、その説明をしてくださっているときに話し手の方をみようとしない…

レスまではいいでしょうが、せめて相手を見ながら聞いてうなづきをする…

そういう見本を示すことは大事でしょうね。

 

もうひとつは、ある行政の担当者が話をされるときに非常に早口だったこと。

普段の会話でしたらその一人一人の性格もあるでしょうからとやかく言いません。

しかし、「伝える」ということを意識するならば、ここはいつもよりもゆっくり話すことを大事にしたいですね。

「伝える」ことと「伝わる」事は違う。

「伝える」という発信者の自己満足で終わるのならいいのですが、やはり相手と情報を共有できてこそ、「伝わって」こその伝達ですからね。

相手を大事にする観点があれば、こちらのペースではなく、聞き手への意識が出来るはずですね。

 

もう1つは、これは情報を知らなさ過ぎるこちらに問題があるのかもしれませんが…

何が行われているのか説明がなく進行していく部分があるので戸惑ってることがありました。

いや、司会者がちゃんと進行していることは問題ありません。

ただ、各ブロックの会長が今年度の理事になるのは分かるのですが、それ以外に「推薦理事」がいたり、「役員推薦」がすでにあって承認手続きがあるだけだったり…

初めてこの組織に参加したものには?です。

たとえば、

「理事は本年度の各ブロック会長と、昨年ど理事の中から推薦された”推薦理事”で構成されています」

「本年度の役員は、昨年度の理事会にて推薦されており、性格上今年度の新理事からの立候補ではなく、継続的に事業を理解している方にお願いしています」

とか言うような説明があれば、すっと入っていけるのですが、「推薦理事って何?」「役員って実質、私らの意見なしで決まってるもんなの?」と、理解が追いつけないまま紹介され承認され…

 

私が関わってきた色んな会議では、くどいくらい説明・伝達を心がけて、物事を決める前に質問を受けるようにしていた気がします。

これも、情報提供側の「分かっているでしょ」目線じゃなく、受け取り側の「分かってないかもしれない」を意識すれば、大事に出来るところだと思います。

実際は、最初に書いたとおり、この会議に参加する前に、前理事などからもっと説明を聞いていることが必要だったのかもしれませんね。

だとすると、こちら側の準備不足・引継ぎ不足なんで、今回の進行さんには非はないのでごめんなさい、ですが。

 

と、ちょっとマイナス面を書きましたが、それ以上に”感心”したことがあります。

今年度の小P連会長さんのさりげない態度が素敵でした。

昨年の理事さんたちで「卒業式などでPTA会長として紹介されたときに大きな声で返事するようにしました」という話が前会長からあったのですが、新しい会長として紹介されたときに「はい!」と大きな返事をされました。

スローガンをたてることは簡単ですが、それを常に実行することは大変なことです。

まさに規範となる見本を、話題としてではなく実践で見せてくださいました。

また、取り組みの説明をする際に、アシスタントの方が項目を読み上げた後、自分が話す番になるときに必ず「ありがとうございます」と言ってから自分の話しをされます。

一見当たり前のように思えますが、その当たり前を実践している方をなかなか見かけません。

 

この会長さんの態度によって、今年一年、この小P連に関わっていくのが楽しみになってきました。

 

 

 

この日の夜に真カ研の月例会があり、チェックインでこの会議で感じたことを言葉にしてみたんですが、その時に気づいたこともあります。

この会長さんや前会長さんを含めて、様々なことを実践されている方々は輝いていてすばらしいですし、すごく前向きなんですね。

でも、実際の学校現場では、そういう”前向き”についていけず、「頑張ろう、やっていこう」の陰に「そうできない私は駄目なんだろうか…」という方も少なからず居られるはずです。

前向きな声が大きければ大きいほど、そういう声は「出しては駄目」と押さえつけられます。

私は、そこを大事にする視点を持って参加していきたいですね。

前向きな活動をする方を信頼できるからこそ、そこは任せておいて、マイノリティな部分を気にしてしまう私の存在を活かしていければなと。

 

その辺に関する最近感じてることもあるのですが、それはまた改めて…

 

 


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