昨日、「南P連」の今年度最後の会議と、その前の打ち合わせに参加してきた。
「南P連」は京都市の「南支部PTA連絡協議会」の略だと思う。
息子が通う小学校のPTA役員を引き受けたのが1年前。
その後、様々な事情で来年度のPTA会長を引き受けることとなり、その来年度はうちの学校が南支部内での4つの担当校のひとつということで、会議の前にその4校が集まり、担当役職を決めることになる。
で、その4校のうち3校は様々な事情があり、結果として我が校の校長と私が「南支部の会長」ということになった。
ついてはさらなる上部組織の「京都市PTA連絡協議会」の会議に参加して、活動をすることになるようだ。
カウンセリングの学びをしていると、目の前にいる一人の存在との関わりの大事さが身にしみる。
クライエントとカウンセラーの関係。
これがいかに深まっていくか。
そして、”わたし”にとっては、自分の子どもとの関係が一番の関心ごとになる。
だからこそ、子どもが所属している学校のPTA役員を引き受けることとなった。
そうすると、否応でも”この学校の子どもたち”という単位で物事を考え決めていく機会が増えていく。
私自身のエネルギーはたかが知れているので、そのままでは”思い”が薄まってしまう。
広がることは、深まりが浅くなることだ。
だが、この一年、新しく関わりを持つことになった役員の皆さんといろいろ話す機会が増えたことで、私の中にある”学んだこと”が少しずつ伝わっていって、私一人のエネルギーだけではなく、そのキャパが増えた。
そう、何もわたし一人で数百人の子どもたちを抱えることはない。
広がっていくところに任せていくことで、深まりも伴っていけるのだ。
今回、「南P連」の会長を引き受けることになりそうだということは事前に内示されていた。
すでに検討も考慮もする余地のない状況ではあったけど。
なので、この機会に新たな名刺を作った。
こちらから強く働きかけることはしないが、このブログやホームページを紹介することで、相手側が興味を持ってくれたら、私が大事にしてきている”関わり”のことが伝わるかもしれない。
カウンセリング的にも、真宗的にも、いやそういう分類関係なしに、この”わたし”に伝わってきているものが、新たな広がりの中につながっていけば…
思いもよらぬ展開だが、これも今の私に必然な流れなのだとしたら、その流れに乗っかり、さらにはこのご縁を大事に広く深く。
そう、私一人が大勢を相手にするのではなく、縁があって広がっていく人たち一人一人が、目の前の一人を大事にして、関わっていくこと。
これこそ、ロジャース氏が私に教えてくれた、社会への対しかただと思う。
そしてその底には、”私一人”をめがけて願いをかけている阿弥陀仏の働きでもある。
その会議から学校に戻ったら、他の役員さんがまだ遅くまで打ち合わせをしていた。
本来4人でやる役割を、私が会長を引き受けたことで3人でまわしていかなければいけない。
まだそれだけなら私も出来る限り手伝って、3.5人くらいになるのだろうが、今回更なる役割を引き受けたことで3人への負担は大きいままだ。
しかし、そういうことを理解して、逆に私のことを気遣ってくださる素敵な仲間でもある。
彼女らのおかげで、広がりと深まりが伴っていける実感を持たせてもらえた。
打ち合わせの最中でも、近づいてきた子どもをさっと抱きしめる姿…目の前の我が子を大事にする姿を見せてもらった。
うん、そういうことだよね。
私が、あまりにも広がりのほうに目を向けてしまっていたら、お叱りをお願いしますね、みなさん。
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