尾木ママ講演会の翌日、本能寺会館にて「京都市PTA連絡協議会と教育委員会との教育懇談会」に参加。
昨年度は「京都市小学校PTA連絡協議会と~」に参加し、今年度も11月の終わりに行われた。
そういう懇談会を、「幼稚園PTA」「中学校PTA」「高校PTA」「総合支援学校PTA」がそれぞれ行い、それを受けて5校種の集合体である「市P連」として締める。
参加の顔ぶれは小P連懇談会とは一段グレードが上がり、教育長を初め講演会や様々なごあいさつで拝見する方々だ。
内容の方はいずれPTA新聞やホームページなどで公開されるだろうし、割愛。
いつもの事ながら、印象のところで書き込んでおく。
この一年、学校をめぐる様々な出来事が起こった。
例年より重大な問題が起こっているのか、私自身がそういう立場なんで例年より関心を持って子どもをめぐる問題にアンテナを張っているのかは判らない。
しかし、話題には事欠かない。
当然、質問もそういう方面が多く、また回答される教育委員会のお話も「しっかり対応している」というものだ。
実際、何らかの問題が起こった後、迅速に対応策が練られその報告が書面で届く。
しかし、そのことを実際に立案されたり行動されている方の”言葉”で聴くというのはとても心強いものだ。
その上で、私どもとしては「決して起こってはいけない」「決して繰り返してはいけない」という当然でありながら大変難しい注文をすることになる。
お隣のあの市やこの市では「教育委員会」という組織が槍玉に上がっているが、京都市は真摯に向き合ってくださっている。
そんななか、私としてはある方のお話が非常に心に響いた。
前日の尾木さんの講演の話も引き合いにされながら、問題に対応していくときに「最初にしっかりとお話を聞かせていただく」という姿勢を話された。
尾木さんのときはこの言葉は使われなかったが、この方はしっかりと「カウンセリングマインドでもって…」と。
これこそ、このブログで私がよく話題にする、「カウンセリングマインドをもって、一人一人を大事にすることから問題解決は始まる」ということを、こうして教育現場の方からお聞きするととてもうれしい。
市P連の懇談会は、終了後に情報交換会として会食しながらさらにいろいろとお話を聞かせていただける機会がある。
私はその方に、上記の感想をお話した。
すると予想外の答えが返ってきた。
「それは基本です、教職員はこの聞く姿勢を大事にすることで、問題は解決していけます」と。
実際に数千人いる京都市の教職員すべてに浸透しているかはおいておいて、指導する立場の方がこれだけ強く言ってくださるとは。
(力強すぎて、現場から浮いてしまうと怖いが)
この姿勢は保護者側にも必要なことだと思う。
これからも様々な問題が起こってくるだろう。
そういうときに、学校と保護者、行政が対立するところからはじめるのではなく、お互いを尊重しながら「聞き合い・伝え合い」することから、共に動いていけたなら。
それが「子どもを共に育む」ということになっていくと。
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