生涯学習の部屋

資格取得数241。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

学位取り消さず・・・

2014年07月18日 23時34分35秒 | その他
某STAP細胞のリーダーが早稲田大学大学院の博士課程で書いたとされる博士論文。

叩かれた末、多くの疑惑や不正が発見されたにもかかわらず、早稲田大学は「学位取り消しに該当しない」としたそうだ。著作権侵害など故意による不正が6ヶ所もあるにもかかわらずである。

挙句、提出論文の取り違えなども出てきて、もう、なんでもありの世界となっている。修士論文ですら、いや、大学の卒業論文でも、提出期限に、正式な論文が完成していなければ、その時点で「不受理」が確定する。それを早稲田なら、博士論文でさえも、取り違えてでも、不正だらけの論文を提出しておきさえすれば、取消されないという不条理なルールが通ってしまうそうだ。

本当に、それで大隈重信先生がお許しになるのだろうか・・・

天下の早稲田の学問の品質を、かくも貶めたにもかかわらず、学位を保証するというのか。ある意味、これは、某リーダーの責任ではなく、早稲田大学およびその先生方が学位を授与を決定した以上、どんなに世間の批判を浴びようと、某リーダーには責任を押し付けないという意思表明なのだろうか?

ただ、この事例がまかり通ると、グレーでも学位さえ取得すれば、無罪放免と誤解を与える危険性があることだけは否めない(無論、不正=完全な黒で博士を得た学生の学位の取り消しを実施したこともあるそうですが、少々の不正なら保護される事例となってしまったといえないだろうか・・・)。
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松屋「プレミアム牛丼」をどう考えるか?

2014年07月18日 23時14分33秒 | ちょっと立ち止まって・・・
今朝の日経新聞11面。

松屋が「プレミアム牛丼」を投入するそうだ。松屋だから、正式名は「プレミアム牛めし」となる。導入店では、今まで290円の牛めしを380円とするそうだ。さて、MBAホルダーの在野の牛丼研究家(=私)はこの投入をどう見るか?

やはり、最終的には失敗に終わるのではないかと危惧している。そりゃ、最初のうちは「ものめずらしさ」も手伝って、需要はあるだろうが、最安値のすき家(270円)と比べて110円も高価となるのでは、最終的には負けてしまうことだろう。

まあ、食べていないので味を比較することができないのが残念だが、牛丼というものに、どこまで味を求めるかが焦点となる。金額にこだわらずおいしい牛丼を!というのなら、焼肉で有名な叙々苑で牛丼を食するのもいいだろう。でも、庶民はそんなに高価な牛丼を求めているわけではない。そこそこおいしくて、すぐ食べれて、安いければ十分であるのである。

380円なら、牛丼以外の選択肢も増えてくる。その領域での戦いは、きっと、厳しいものとなるだろう・・・と、個人的には思っている。でも、1年後、松屋が「プレミアム牛めしで、奇跡の業績回復!」な~んて報道されていたら、私のMBAも価値がなくなるだろうな・・・

ちなみに、来週火曜日から販売開始するのは286店で、月内には関東中心に621店まで拡大するそうだ。
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「フィンランドの教育力」

2014年07月18日 05時02分28秒 | 読書
「フィンランドの教育力」と言う本。

「-なぜ、PISAで学力世界一になったのか」という副題のついた本。さぞかし、凄い本かと思ったが、どちらかというと、この本の著者の教育方針のような気がしてならない。とはいえ、フィンランドの教育現場がソーシャルワーカーや看護師等、専門職の方々と協力していることや、保護者との調整を積極的に行っていることはよく理解できた。

で、pp.197-198に書かれた「フィンランド教育のこれから」という一文。「PISA2006でも、フィンランドの子どもたちは優秀な成績を上げました。この結果は、フィンランドが行ってきた教育改革がもたらしたものと言っていいのかもしれません。修士号の取得を義務づけられている教師のレベルの高さ。教育現場が自治権を持ったことで実現した地域に融合した柔軟な教育方針と実践力。子どもたちの問題をさまざまな側面から支えるサポートシステムなどなど。ひとつでは括れない要因が重なって達成されたものです。」

著者が最初に上げたのが「修士号の取得を義務づけられている教師のレベルの高さ」となっている。以前も少し触れたが、フィンランドでは修士でないと教師にはなれないそうだ。さて、日本ではどうだろう?ちょっと分野的には偏っているものの、銀行員の私でも教育学の修士号を取得できている。本当の教師の方なら、現場に修士論文のテーマはいくらでもあるはずである。

ただ、「子どものために」という目標において、義務とまではしなくてもよいから、フィンランド並みに教師の方々が自発的に学んでいくのもありだと思うのだが・・・どうだろう。
コメント (2)
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