気が付けば、既に、武蔵野大学大学院の第3回正科生の合格発表が掲載されていました。
合格された方におかれましてはおめでとうございます。不合格だった方におかれましては捲土重来を祈念しております。さて、合格発表からすると、今年は結構多くの大学院生が誕生したのでは・・・と思っております。
「この程度で大学院生になれるのか?」と感じている人がいるなら、それは正しい認識です。同期の中で2年で修了できる方は半分にも満たないのですから。合格の余韻に浸ってられるのも今日まで。本当に学習したいと思うのなら、先手先手で対策を打っていかないと、所詮、院生という名に踊らされ、浮かれているうちに時間は過ぎ去っていきます。なんのために、大学院生になったのか?と後悔して終わるだけです。
さて、「頑張ってなんとか大学院生になれた!」と感じている人がいるなら、それも正しい認識です。本学の入試は「大変甘い」ので、頑張っている人には、「何とかなるだろう」という判断で合格させてくれます。だから、その頑張った経験を続けてほしい。実に多くの学生さんが、合格したことをターニングポイントとして、今までの努力をストップさせてしまいます。いわゆる燃え尽き症候群。せっかくのチャンスを棒に振ってしまいます。
で、結論として、難なく合格した方も、何とか合格した方も、一歩でも早く、次のアクションに移ることが肝要と言えます。わずか2年。その2年で単位を取得して、最終成果物を完成させなければなりません。時間が経過するにしたがって、より短くなった時間で結果を出さざるを得ず、どんどん手抜きが進展し、挙句、破綻してしまいます。
合格できた喜び。しかし、その喜びに浮かれることなく、済々と次のテーマに着手すること。真摯に学ぶのであれば、参考文献や、引用文献、その他レポートを書くために読むべき図書は数百冊に及びます。無論、手抜きに徹すれば、1/10ぐらいに圧縮できるでしょうが、そんなことをするために、大学院生になったのですか?知識がなければ、SCに出席するか、本を読むしかないのです。そして己の未熟さを知り、それでも修士を名乗りたいのなら、「対価」を払わざるを得ないのです。
その「対価」こそが「時間」です。自分の「人生」を切り売りして、「学習時間」を捻出します。分相応の修士になりたいのなら、それぐらい人生を賭して学ぶ必要があります。無論、「名ばかり修士」あるいは「なんちゃって修士」でいいのなら、存分に手抜きに徹すればいい。
それを決めるのはあなた自身なのですから。