車を使わずに愛知県内の古墳を巡るのは大変・・・
東京ほど交通の便が良いわけでもないし、バスも1時間に1本というのが基本で、それ以下のところも多い。酸素が薄くなるほど標高の高い山はないものの、起伏が激しいし、それなりに高い山もあり、そこに古墳が造られるケースもある。
私が歩いているすぐそばを超高速の車が走り抜ける。そんな車を見送りながら、一歩、また一歩と愛知の地面を踏みしめて、体にその地を覚えさせる。よくもまあ、2年間歩きとおしたものである。たまにはレンタサイクルを借りたこともあるが、基本的には歩くのが性に合っている。
ちょうど、東名高速の高架の下あたり。
歩き疲れて、ほどけた靴紐を結びなおそうとしたところ、地面に土筆が!
東京では開花宣言が出されたけれど、それより土筆の方が春っぽくて良い。奈良に居た時、春になると土筆を採ってきて、てんぷらにして食べたな~小平にも、どこかで土筆が生えているのかもしれないが、見つけることができない。できたとしても、食べることができるかどうか・・・
野菜も高くて、なかなか手が出ないけど、自生している土筆を食べることができれば、食費も抑えられる・・・ってことを思ってしまう時点で、単身生活が身についてしまったというべきなのか。