コロナの影響でブライダル業界が厳しいそうだ。
というか、コロナ禍により、新婚夫婦の6割が結婚式を挙げていないとのこと。そう、結婚式を挙げる方が少数派になってしまっているのだ。挙げようとするも、コロナの影響で延期した方も多いそうだ。そして、そのまま、予定がたたないわけで・・・
でも、インタビューで「やはりこの時期、列席される方々の安全を考えると延期せざるを得なかった」といった感じのコメントを聞くと「このお嫁さんは立派だな~」と思ってしまう。自己の都合を優先し、挙式を強行し、その列席者からコロナ感染者が出てしまい、ましてや命を落としてしまったら、人生永遠に後悔せねばならないだろうから。
とはいえ、「成人式」とか「結婚式」は、ある意味、イニシエーション。つまり、通過儀礼である。今でこそ、セレモニー的な意味しかないが、大昔は、入れ墨をしたり、抜歯をしたり、バンジージャンプをしたり、猛獣と戦ったりと、苦痛や命のやり取りをした上で、初めて一人前と認められる儀礼であった。その苦難を乗り越えたからこそ、認められるわけで、儀礼なしの結婚は、昔の考え方からすると、やはり物足りなく思えてしまう。
無論、今の時代にマッチした結婚もあるだろう。別に式は不要と言う人ならそれで十分。ただし、結婚式を挙げたいのに挙げれない人に対しては、本当、無念でしょうし、コロナまん延防止のため、よく我慢して下さったと頭が下がる思いです。