写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

冬の気まま旅 11日目 十和田湖畔の朝

2016年02月19日 | 車旅紀行
昨夜は十和田湖・冬物語会場の駐車場でP泊。
昨日から降っていた雪も今朝は止み、周りは白銀の世界が広がっていました。
ベタ雪でかなり重い雪が車の屋根にも25cm近く積っており、このままだと危険で走れそうも有りません。
足場に注意し屋根に登り雪下ろしを行いましたが、たったこれだけの雪で手がかじかんでで大変でした。
雪国の皆さんの大変さをちょっぴりですが味わいました。


次の目的地に向けて走りましたが、道路も周りの木々も雪化粧で大変綺麗でした。


この寒い時期に滝の上で作業をしており、ご苦労さんと頭を下げてきました。


真冬に大きなスイカを発見!?
無機質なタンクが見事に変身!
遊び心が良いですね!



冬の気まま旅 10日目 奥入瀬渓流・十和田湖 冬物語

2016年02月18日 | 車旅紀行
午前中は八戸の市場・八食センターを散策しお昼ご飯を物色、美味しい海鮮丼をゲットしました。




その後は奥入瀬渓流を見ながら十和田湖まで移動、初めて本格的な雪に巡り合う事が出来ました。
奥入瀬渓流は観光客も居なくひっそりとたたずんでいました。


銚子大滝のツララも中々のものでした。






十和田湖では冬のイベントと十和田湖冬物語」が開催されていました。
イルミネーションと色々なアトラクションが準備されていました。









津軽三味線と横笛のライブもありました。
見事なバチさばきと横笛の音域の広さと音量に驚かされ、見応えがありました。






会場には青森・秋田の食彩が楽しめる「ゆきあかり横丁」が設営されています。
これが結構美味しくて満足しました。

最後は冬花火で締めくくりましたが、写真は降る雪が多くてダメでした。


冬の気まま旅 9日目 八戸・えんぶり

2016年02月17日 | 車旅紀行
今日は青森三大雪まつりの一つに数えられている八戸のえんぶりを楽しみました。
行列が始まった時は猛烈に雪が降って、冬まつりの風情溢れる最高の舞台となりました。
踊り手は大変だったと思いますが・・・!見る方も大変でした(笑)




十数組の一斉摺りが行われました。(摺り:えんぶりを舞う事です)
豊作を祈願するための舞で、馬の頭をかたどった烏帽子をかぶり頭を大きく振ります。


子供達も多数参加し、大きな声で歌いながら立派に舞っていました。
小さい子はまだ幼稚園年長です。



このあたりから雪が止んできて、間もなく青空が見えてきました。




こんな可愛い子供も参加しています。



足元もおオシャレです。


小さい時からえんぶりを舞う子供達を見ていると、都会では見られない絆の強さを感じました。
子供達は平日にも関わらず学校を休んで多数参加していましたが、欠席の扱いにはならないそうです。
学校より祭りに参加している方が楽しいと、喜んでいました。同感です!(笑)

冬の気まま旅 8日目 今日は移動日

2016年02月16日 | 車旅紀行
今日は次の目的地に向かっての移動日で、のんびり走っていると大きな古民家を発見。
立ち寄ると岩手県指定文化財の看板があり、県内最大級(150坪)の古民家で文久2年(1862年)建築(朴舘家:ほうのきだてけ)と説明書きがありました。
広角レンズでもかなり離れてようやく納まりました。


中に入ると昔懐かしい農具や生活用品が多数置かれていました。
これは石臼ですね!


味噌を作る時に大豆を煮たかまどと土間です。


足踏み式脱穀機です。


足踏み式石臼です。


台所の囲炉裏


ワラで作った男女の人形を奉納していたそうです。残念ながら今から60年ほど前に途絶えてしまったそうです。
どちらが男か女かはよーく見ると直ぐに分かりますよ!(笑)


茅葺の屋根からは冬の風物詩でもあるツララが下がっていました。


今にも崩れそうになっていましたが、間もなく解体修理が行われるとの事で、安心しました。
文化財は大切に継承していきたいものですね!

冬の気まま旅 6日目・7日目 奇祭・黒石寺の蘇民祭

2016年02月15日 | 車旅紀行
1000年以上の歴史を持ち、日本三大奇祭ないし日本三大裸祭りの一つに数えられている岩手県奥州市・黒石寺の蘇民祭に行ってきました。
14日の夜10時から翌早暁(7時まで)徹夜で色々な行事が執り行われます。
まず最初は、雪解け水が流れる傍の川で身を清め薬師堂、妙見堂をめぐり五穀豊穣、災厄消除を祈願します。
これを3回繰り返します。
約300名が「「ジャッソウ・ジョヤサ」の掛け声を掛けながら行う姿は、見応えがあります。
申し込めば誰でも参加できますが、締め込み姿になるのが大前提です。
間違っても私は参加する気はありませんが!!



午後11時半からは「ひたきのぼり」が行われました。
先ずは舞台となる「柴燈木」を作ります。
本堂前に直径50cm程もある生松木を4本並べ、その間に小枝の束を詰め込みます。
その上に半分に切った生松割り木を井桁状に並べ積み上げて出来上がると小枝の束に火を点けてスタートを切ります。
モウモウと煙が上がる中、褌締め込み一つで皆が競って登り角燈を高く掲げ「ジャッソウ・ジョヤサ」の掛け声をあげます。



炎が見えてきましたが、それでも登ろうとしています。


明け方まで燃え続けていました。


午前2時からは「べっとうのぼり」が行われ」(別当:住職)加持祈祷が行われます。

午前4時からは素っ裸で水垢離を行い、鬼の面を背中に逆さにつけた鬼子(数え年7歳の男の子)を背負って薬師堂に登ります。


午前5時から最後の行事で、ハイライトでもある蘇民袋争奪戦が始まります。
将軍木(かつのき)で作った小間木(護符)を入れた麻袋を首領の首に見たてて奪い合いをします。
素っ裸の世話役7・8名が庫裡で実を清め、本堂前で蘇民袋をナイフ切り裂くのを合図に争奪戦が始まります。
小間木や麻袋の切り裂かれた物を持っていると厄災を免れると言われ、奪い合いが行われます。
今年は約140名が参加し争奪戦が行われましたが、押し合いへし合いで今年も怪我人が出ました。

けっして締め込みが外れた訳ではありません。



最終決着は1kmほど先の雪の積もった水田で行われます。


当日の申し込みで参加できますので、来年はどなたかチャレンジしてみる気はありませんか!?
因みに今年の蘇民袋を勝ち取った方は地元の人ではありませんでした。

徹夜の奇祭に付き合う事、約9時間の立ちっ放しはさすがに疲れました。
終わった後は二人ともバタンキューで、昼過ぎまで爆睡でした。(笑)







.風景写真

四季の風景写真