現在、乳癌の発生率は急激に増えている。
しかも、30歳以上の女性なら誰でも、
乳癌にかかる危険があることを自覚しておく必要があるといわれている。
私は8年前に右乳癌になり、最初は乳房温存療法で手術をうけた。
その後、放射線治療と抗がん剤の治療を続けたが、
残念なことに3年目に再発をした。
温存療法手術で残された右乳房に、また「癌 」 ができたのである。
そしてその時も、「しこり 」のみ、
つまり 「癌 」のみを切除する乳房温存療法の手術をうけた。
なるべく乳房を残したいという女性ならではの
切ない決断だったかもしれない。
3年間静かだった『癌』がまだ活動している!ということは、
最初の告知よりショックが大きかったように思う。
「 癌 」って、なんて憎い病気なのだろうと、うらんだ
「 再発ということは、もう長く生きれないの・・・ 」
「 先生の指示どおりちゃんと治療をがんばって続けてきたのに、
何故・・・ 」
その日から、抗がん剤が一錠ふえて二錠になった。
副作用がひどくて体力がなく、
毎日点滴を続けながらがんばった・・・
・・・にもかかわらず、1年後にまた再発・・・
結果的に、私は乳癌の告知を受けて
4年目には右乳房をすべて取り除く乳房切除術をすることになった
★乳癌の病期(広がり)・Ⅰ期~Ⅳ期★
☆Ⅰ期・・・しこりの大きさが2cmまでのもの
☆Ⅱ期・・・2cmを超えて5cmまでのもの
☆Ⅲ期・・・5cmを超えてるか、乳房の皮膚に変化のあるもの
☆Ⅳ期・・・乳腺以外の臓器に転移があるもの
私の場合は2、2cmだったのでⅡ期の初期になる。
それでも、この8年間いろいろな苦労があった。
Ⅱ期でもなんでも「癌」は癌だから・・・。
定期的に乳癌検診をしておけばよかった・・・と、
後悔ばかりしていた。
でも私は今、こうして生きている・・・
それは医学が著しく進歩しているお陰である。
今、乳癌で苦しんでいる貴女も、
希望をもって治療をつづけてください・・・
そして、乳癌になっていない貴女も、
定期的に検診をつづけてほしいと、心から思います・・・