現代の医学では早く発見して早く治療すれば、
「癌」は治る病気になってきているのではないかと私は思います。
8年前にはじめて乳癌の告知をうけたときは、
私自身も長くは生きれないだろうという覚悟でした。
8年前の日記を読み返しながら、
これまで3回にわたってブログに書き綴りました。
<1.乳癌の告知(12/10)・・・乳腺外科クリニックでエコーとマンモグラフィ検査>
<2.穿刺細胞検査(12/11)・・・H病院でエコー、穿刺細胞検査、マンモグラフィ>
<3.手術の段取り(12/13)・・・H病院で温存療法を勧められる >
今日は昨日(13日)の続きです
☆★1997年の日記から★☆
【1997年5月12日・月】
H病院を受診して、
14日の手術のための検査をした⇒(血液検査、心電図、尿検査)
最近喘息がひどいので、そのことを医師に伝える。
呼吸器内科に紹介状を書いてもらって、2Fの内科へ。
11時に受付をして、済んだのは14時だった。
疲れた・・・。
【1997年5月14日・水】
今日はいよいよ手術。
大雨だった。(私は雨女・・・)
この前から打ち合わせをしてきたように、
癌の部分をとる温存療法の手術をした。
温存療法は、入院もせずに日帰りというのが気が楽だった。
10時に受付して10時30分から手術。
手術は10時35分から始まり、11時30分に終わった。
約1時間・・・。
手術前は、すごくドキドキしていたけど、
局所麻酔で痛みを感じることもないまま、
先生や看護師さんとおしゃべりしているうちに、
無事終了した。
喘息もでなかった。
手術が終わって、
切除された部分を先生が私に見せてくださったが、
手術直後でわたしはまだ手術台に横になっていたので、
よく見えなかった。
でも、ピンク色をしたような気がする。
心のなかで、「これが憎き癌なのだ!」とつぶやいた。
後から聞いたのだけど、家族にもていねいに説明があったみたい。
よい先生に出会えてよかったと思う。
手術がすんでまもなく
「降りて(手術台から)帰られていいですよ」 と
看護師さんが言われたので、私は驚いた。
「もう歩いていいのですか?」と。
1Fで会計をすませ、
お薬(痛み止めと化膿止め)をもらって帰宅した。
思っていたより簡単な手術だった。
これが温存療法手術なのか・・・・・。
「癌」という恐ろしい物体が、
いとも簡単に私の身体から取り除かれたので不思議・・・。
今日切除された検体を顕微鏡で詳しく調べて、
次のことを考えることになっている。
まず第1段階がすんだ。
次は22日に抜糸の予定。
【1997年5月15日・木】
手術翌日。
朝起きると、かなり傷がよくなっていることがわかった。
昨日は右手を動かすのが難しかったけど、
今日は違和感がない。
そして昨日のズキンズキンとうずく感じがない。
結局、病院で出された痛み止めのお薬は、
一錠ものまずにすんだ。
でも今日は、身体がだるくて、
眠くて、
電話にも出ないで一日寝ていた。
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乳房温存療法手術は、
入院の必要もないし、
とても楽に手術を受けることが出来ました。
不幸にして乳癌になった方も、
早く発見したらこの方法で、
乳房を残すことが出来ます。
何度も書きましたが、
とにかく症状が出る前に定期的に検査をしましょうね!