【突発性難聴・前頭洞炎☆闘病記録】(110)
★2008年8月3日(日)★
<突発性難聴・・・投薬治療中止40日目>
<前頭洞炎・・・投薬開始19日目>
今日も暑くて35度以上あった。
午後から夫と買い物&食事に出かけたが、
ショッピングセンターの駐車場から入り口に入るわずかの距離でも
日焼けしそうに暑い。
ワガママな私は、
「暑い」「暑い」と連発。
言っても仕方ないことなのに・・・
夫はどんな時も(寒い時も暑い時も)黙っている。
男性は愚痴?を言わないから偉いな。
尊敬しちゃいます。
そうそう、今日はペットショップに行き、
本格的に金魚の飼育に必要な物を揃えた。
以前も4匹飼育していたが、
3年~4年の間にバタバタと死んでしまった。
あれから、1年余り・・・
金魚の死が余りに悲しくて、
ずっと飼うことができなかった。
今年になって、夫は再び金魚が飼いたいと言い出した。
でも、金魚は夏の生き物だから、
夏の方が元気のいい金魚がいると思い、
「夏になったら、飼おうね」と、待っていた。
ところが・・・・
突然、私が4月に「突発性難聴」になり、
7月には「前頭洞炎」に・・・
ACTH単独欠損症の闘病中でもあるし、
金魚を迎えるゆとりが私になくなった。
今は、自分の体のことでいっぱい、いっぱいの私。
他のことを考える気力も体力もない。
金魚を飼う以上は、
長生きしてほしいけれど、
そのための努力や気配りができるかどうか自信がない。
しかし、夫が、全部面倒みるから・・・と懇願するので、
この段取りになった。
水槽も新しく購入した。
最近、反省すること・・・。
今の私は、以前より怒りっぽくなった。
ココロが乱れているのか、
ちょっとしたことに腹を立て、
機嫌が悪くなる。
感情的に言葉を発してしまい・・・後悔する。
その繰り返し・・・
自分では気づかないうちに、
突発性難聴の耳鳴りや難聴の症状、
前頭洞炎の額の痛み、
ACTH単独欠損症の倦怠感などが原因で、
精神的に落ち込み、
イライラしてしまっているのだろうか。
食欲もなく、
ガタガタのカラダとココロ・・・・。
私に落着きが戻る日はいつだろう。
夏といえば「金魚」。
金魚の童謡といえば、
「♪金魚の昼寝」が頭に浮かぶ。
「♪金魚の昼寝(ひるね)」
≪鹿島鳴秋作詞・弘田龍太郎作曲≫
赤いべべ着た
可愛(かわい)い金魚
おめめをさませば
御馳走(ごちそう)するぞ
赤い金魚は
あぶくを一つ
昼寝(ひるね)うとうと
夢からさめた
幼い頃、声をはりあげて歌ったこの童謡。
実家のまわりの情景とともに、
両親、祖母、姉妹・・全員揃っていた時代を思い出し、
懐かしさがこみ上げてくる。
「♪金魚の昼寝」にまつわる感動的な話がある。
★http://www7.ocn.ne.jp/~yoshi530/kingyo.htm★
(本文より一部抜粋↓)
「たぬき」の置物をはじめ、陶器で有名な滋賀県信楽町。
ここでは知的障害を持つ人々が数人で1軒の家を借りて共同生活をしながら
製陶作業などに従事しているらしい。
その信楽町で長年障害者(特に知的)の指導に当たってこられた方から
20年ほど前に聞いた話である。
施設では毎年夏にキャンプをしており、
その途中のバスの中でのこと、
ある子どもが「先生、歌を教えて」と頼んだそうだ。
そこで教えたのがこの歌だったそうだ。
ところが、何度教えても
「あかいべべきた かわいいきんぎょ」までしか歌えず、
どうしてもその先に進めない。
キャンプ中も帰りのバスの中でも繰り返し教えるのだが
「おめめをさませば・・・・」には進めなかったそうだ。
その翌年も、その次の年も同じことで
「あかいべべきた かわいいきんぎょ」までしか歌えなかったらしい。
さすがにその方も、他の職員も
「この子には無理なんだろう、全部は歌えないだろう」と思われたらしい。
何年目かのキャンプの時、
その子は例年のように「先生、あの歌を教えて」とやってきた。
半ば諦めながら
「あかいべべきた かわいいきんぎょ」と教え始めたところ、
今回は「おめめをさませば ごちそうするぞ」と
その方のあとをついて歌えたそうである。
その後、2番の
「あかいきんぎょは あぶくをひとつ ひるねうとうと ゆめからさめた」
まで歌えたかどうかははっきりしないが、
もしこの方が「無理だから別の歌にしよう」と思って歌を変えていたら、
また初めからのやり直しで
結局この子は歌えずに終わってしまったかもしれない。
障害児教育の中でも
「気長に、焦らず、根気よく」とよく言われるが、
時機を待つことがいかに大切なことか。
待つべきか、別の問題(課題)に変えるべきか、
その判断も難しいところだろう。
この話を読んで、
この子どもがすごく愛おしくなった。
「よく歌えたね」って抱きしめてあげたい。
毎年この子に教えた先生にも「ありがとうございます」と感謝したい。
私達の日常生活のなかでも、
「気長に、焦らず、根気よく」は大切なことで、
子供のしつけ、教育、勉強・・・
病気、仕事、恋愛、結婚生活・・・すべてに共通する。
ACTH単独欠損症、突発性難聴など闘病中の私は、
気長に、焦らず、根気よく・・・・・・
頑張らなくてはと思う。
★画像は家のカレンダーの挿絵を撮影したものです★