マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

管理人さん不在につき

2013年09月11日 | マンションの管理

うちのマンションの管理人さんが、検査入院で十日ほど休まれました。

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高齢者、とりわけ独居高齢者が多い マンションなので、確認やデイケアの出入りなど管理人さんの役割は大きいのです。

そうした状況を理事で話し合い、管理人室をカラにしないよう決めました。 とは言え、短期で急に来てくれそうな人のアテも無く、よしんば見つかったとしても マンション住民が馴染むまでに時間が掛かりそうだ という話になり。

結局、理事の持ち回りで 管理人さんの代行をすることに決まりました。

朝8時から17時までを2時間毎に区切り、入ることが可能な理事さんが交代で担当するように なったのです。

ところが、予定していた理事さんの一人が  これまた緊急入院してしまい、結局は4人で受け持つことになりました。

本日で9日目でした。 明日から、やっと元の管理人さんが出勤されます。 昨日、電話で 木曜日から出勤できそうだと伺い、本当に嬉しかったです。

「みなさん、あなたの復帰を待っていますよ 」 本気で こう言っていました。

実際に入ってみて分かったこと。 それは、日常的にケアしてくれる人の大切さ。 自分を知ってくれている人が居ることは、誰にとっても重要なのです。 これは、代行者では埋まらないものでした。

また、管理人さんに聞いていた事が自分で体験してみて初めて理解できる、ということもありました。

「この方は 〇〇が不安ですよ」 とか 「こういうマナー違反がありますよ」 という話を聞いて頭では理解していても、実際に遭遇してみて 『なるほど』 と実感出来るのでした。

やはり、現場でしか分からないことがありますね。

細かく気配りしてくれる 今の管理人さんに、あらためて 感謝の気持ちを抱きました。

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誰のために?(続き)

2013年08月15日 | マンションの管理

分譲マンションを購入した人(区分所有者)は、管理組合(マンションの管理を行う組織)に 自動的(必然的)に所属することになります。

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管理組合の目的は、共有財産であるマンションの維持管理です。 管理組合員(区分所有者)は、管理組合が活動できるようにするため管理費や修繕積立金を負担します。 マンションのすべては管理組合の総会で決まります。

理事会は管理組合を代表して動く期間です。 皆の意見をとりまとめ実行します。 また、発生する様々な問題とか課題の対応を行っていく役です。 決定権を持っている訳ではありません。 あくまでも管理組合の決議に沿って実行する機関なのです。

管理組合とは、マンションにおいて 大切な資産価値の維持向上と居住者の安全安心快適な生活を守るために 存在します。

理事会は、管理組合の意思を実現し課題を検討・提議するために、すなわち管理組合のために存在するのです。

そうして、管理会社とは、マンション管理組合と理事会のために存在するものです。 まかり間違っても、管理会社のために管理組合が存在するのではありません。

『誰のために?』 という、この根源的な思想と理念を 何よりも大切にし 業務を遂行していくことを ココム株式 の社員全員の行動指針としています。

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誰のために?

2013年08月14日 | マンションの管理

先月より 弊社で 新しく管理を受託した 北九州市内の分譲マンション。

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このマンションは、管理会社の手抜きで ひどい管理になっていくところでした。 いや、既になっていました。

その事に気付いた理事長さんの決断で、理事会では 『自分達の望む管理』 を検討しました。 そうして、管理会社の変更という結論に至ったのです。

検討の理由と経緯を総会で報告・提議して、管理の委託先を 弊社 ココム株式会社 に変更することが全員一致で決議されました。

きっかけは、弊社のことを知った理事長さんが マンションの課題について 相談されたことでした。

私どもの分析・助言を参考にされて、理事会の検討に入りました。

検討が進む中で、管理会社 数社に対して企画提案を求めました。 このことも弊社からの助言に入っていました。 理事会として 管理組合に説明責任を果たすためには、比較検討が必須だと考えるからです。

最終的に、提案のあった2社と現管理会社の中から決定した訳です。

変更が決まって 引継ぎが一段落したところで、理事長さんが 私に言われた言葉があります。

「ココムさんが本当に信用出来たのは、最初に次のように言ったからですよ」

この管理では 絶対にマンションの生活と資産価値を守れません。委託先の変更が必要です。仮に、弊社を選ばなくとも、管理委託先だけは変更すべきです』 

「この話に共感し、理事会も積極的に変更に動き出したのです」

ありがとうございます。

これこそが、弊社 ココム株式会社 の企業理念です。 マンションの適正管理を通じて、マンションと地域を 守っていくことが 創業の理念であり、私どもの活動の指針となっています。

マンション管理の目的は、いったい 何でしょう。

そもそも。 誰のために?

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エレベーター改修

2012年11月12日 | マンションの管理

エレベーターを改修しました。

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築25年を越して老朽化したことに加え、メーカー部品が在庫の保証期間を過ぎることが最大の理由でした。 部品が欠番になれば、最悪のケースでは 故障した際に補修が出来なくなる事態も予測されるからです。

月曜日の朝から工事に入って、土曜日に完了。 12階まであるマンションで、高齢者も増えているから、告知には念を入れました。

工事の日程(特に期間中は24時間動かないことを強調して)について、掲示 ⇒ 戸別投函 ⇒ 説明会(2回) ⇒ 直前の掲示 ⇒ 戸別投函 と、注意の喚起を繰り返しました。

管理人さんにも、高齢者を中心に個別に話をして頂きました。

また、消防団員をされている理事さんが、警察署と消防署に 工事の内容と期間について届け出てくれました。 これは、ちょっと盲点でしたね。

おかげで、混乱も無く エレベーターは稼働を開始しています。 上階の高齢者の方々の中には、親戚の家に避難するなどの自衛策を講じられた方もいるようです。

当初の 『工事見積り金額』 よりも20万円ほど安く出来たので(そのために工事費の半金は かなり早く支払うなど協力も しましたが)。 浮いた予算で、期間中に内装を綺麗に補修することにしました。

今回の工事は機械部分が中心で、カゴは対象外です。 だから、工事が終わっても、『見た目』 は あまり変わりません。 行き先階を押すパネルが新品で意匠が新しくなった程度です。 もちろん、機械音が小さくなるなどの変化はありますが。

内装は かなり傷んで汚れています。6日間も不自由を耐えて どこが変わったのだろう?と思われるでしょう。 それに、内装を綺麗にするのにも、またまたエレベーターを止めないといけなくなります。

気配りと工夫を重ねて改修は完了しました。

と言うことで、すっごく美しく快適になったエレベーターは皆さんに使用されています。

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理事会で

2012年01月25日 | マンションの管理

住んでいるマンションの理事会を開催。

一年間(正確には10ヶ月間)を振り返り、次年度への課題を話し合いました。

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本年度は、大きな出来事がありました。

ⅰ) 築27年で初めてオートロックの解錠およびインターホンの改修工事を行ないました。 メーカーの “交換部品保証期間” を過ぎていて、修理を重ね 騙し騙し使用していましたが、故障したら修復不能というところまできて、総会決議により全面改修に踏み切ったのです。

当然ですが、各戸のインターホンまで取り替えたので、結構な費用になりました。 それでも、使い勝手は良くなり、安全性も飛躍的に向上しました。

ⅱ) この改修を行なってから気付いたことがありました。 それは、何と 『自動ドアが手で開く 』 状態だったのが、発覚したのです  ドアのロックが掛からなくなっているのを知らなかったのです。 これじゃぁ、折角のオートロックなのに意味がありません。 直ぐに修理しました。

ⅲ) 理事会の意見でアンケートをしてみると、防犯カメラの設置を望む声が多かったので、臨時総会で諮りました。 その結果、設置しました。 大きなモニターを設置して、居住者・訪問者・帰省者などから、とっても好評を得ています。

以上、本年度は安全性の向上を目指した年となりました。 ついでに、8月の近隣火災により類焼を被り、この復旧工事も行なわれた年でした。

理事長として役員の皆さんに次のように述べました。 「本年度は 懸案の工事を実施したため、管理費をたくさん使いました(類焼の復旧費用は保険で実施しましたが)。 次年度からは必要不可欠な物は除き、費用を出来るだけ使わないで、お金を貯めていきましょう!」

こんな方針で、次年度からは 『お金を掛けないで出来る住環境の改善』 を考えよう、と話し合ったのでした。

その場で、早速、要望がありました。 古紙回収のボックスを借用し設置して、というものです。 お安い御用ですがな! 早速、環境局に問い合わせて申込み用紙を送ってもらいました。 「本年度の募集は終了しているので、次年度の選考になるけど 申込みは何時でもOKですよ」 だそうです。

また、防火管理者を兼ねている理事さんが、マンションの独居高齢者を集めて 家の中での火災事故を防ぐ講座を開催してくれました。 町内会の役員をしている理事さんは、受講者に召し上がっていただこうと ゼンザイを持ち込んでくれました。 本当にありがたいことです。 私自身は傍聴して御礼を申し上げるだけしか出来ませんが。

当マンションの目標! 金は使わず頭を使い、安全で安心で楽しい生活を目指そう

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