ちょっと信じていただけないかも知れませんが、高校時代は弓道部に所属していました。
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真面目に練習していました。 もっとも最初の1年間だけでしたけど 3年生の先輩が在校していたときまで。 だって、無茶苦茶に怖い先輩が揃っていましたから、サボれ無かったです
それでも、高校からの弓道競技者としては最速で初段まで駆け上がったのは、『要領が良い』 だけが理由です。 その昇段審査において同学年で初段になったのは、市内では あと一人だけ。 彼は、その後 全国2位になりました。 不良部員の私が まったく進歩しなかったのは言うまでもありません。
もともと、入部の動機も不純でした。 入学時から、『背が高い』 という理由だけでバスケ部とバレー部から勧誘されていたのです。
「運動神経は無いし、根性は もっと無いです」 と断わって逃げ回っていたのですが、放課後の校門で待ち伏せされるような状況でした
ノンビリ お気楽な高校時代を期待していた私にとって、大きなピンチでした。 とても文化系の部活に入部したくらいでは断念してくれない様子。 それで、校内をリサーチして、最も楽そうな(事実、そうでしたが)体育会系の部活を見つけたのです。 それが弓道部。
入部して早々に、主将の N本さんに頼みました。 「バスケ部とバレー部から勧誘されているので、断わって頂けませんか?」
無口だけど人格者で毅然としている N本さんは直ちに 両部に言ってくれました。 これでピンチを凌いだ私には、もはや弓道部に在籍している理由は無くなったのです。
「女子部員は、すごい可愛いよ」 という同級生の言葉も、弓道部に入部する後押しとなっていたのです。 入部してみると。 同じクラスの女子と中学生時代の同級生。 別に入部しなくとも。 それでは上級生の女子部員は? 私と彼との価値観の違いを如実に示すだけでした・・・
いつ辞めるか。 それだけを考えていた頃。 主将の N本さんと二人で、あずち(的の背後にある土山)を ならしているとき。
N本さんがポツリと。 「渡邊、弓道は好きや?」
「ハイッ!!!」
この返事で、私の退部は消滅。 いやぁ、迫力満点の主将でした。 いつか自分も あのような人になれるかと思っていましたが、まったくダメです。 徒に馬齢を重ねただけでしたね
進級するに従い 生徒会や諸々、弓道部以外に青春の時間を費やしていった私は、こう宣言していました。 「弓道はね、若いうちにする競技やと思わんちゃ。 俺は六十歳になったら、また弓道をするわ」
18歳の頃。 いつか自分が六十歳を迎える日が来る実感は皆無でした。
あと二年で還暦ですがな。
弓道、スル?
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