民生委員に任じられて12年目を迎えました。 三年毎の改選になっていますから、その最後の年です。
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自分の活動内容で良いのか、という葛藤。 本当に役立っているのか、という自問。 そんな11年間を経て、迎えた12年目です。
任期途中では 『今期限りで引退しよう』 と何度も考えました。 いつの間にか12年になってしまい、その理由を振り返ってみますと。 幾つかの役を受けたこと、組んでいる方が家庭の事情で先に辞任されたこと、やり残したことがあると感じたこと。 様々な要因があります。
いま。 地域の小さな役割ではありますが、社会保障の一端を担ってきて、制度の矛盾を感じています。 報じられる 『生活保護費の不正受給』 などには 強い憤りを禁じ得ません。
公的扶助の一つである生活保護制度は、次のように定義されています。
『資産、能力その他すべてを活用しても なお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度』
『最低限度の生活を保障する』 については 様々な意見があります。 私個人としては、医療扶助により本人負担が無いことに大きな問題があると考えています。 生存権は守らなくてはいけません。 しかし、無料制度は 不要不急な医療行為の温床となっています。 また、真の 『自立の助長』 を妨げていると感じています。
前政権においては 医療扶助がタブー視されたかのように、きちんとした議論が為されていません。 現政権になって 生活保護費の切り下げを決めましたが、医療扶助には踏み込みません。
ごくごく狭い地域で限られた活動をしている自分が、『こういう制度が望ましい』 とまでは とても言えません。 しかし、望んでなった議員ならば 一面的な見方だけではなく多面的な議論で、矛盾を乗り越えた制度に近付けて欲しいものだと熱望します。
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