マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

主権者の声

2015年07月21日 | 喜働
気になった新聞コラムの一部を抜粋します。
 
  ・・・「若者がんばれじゃなくて、全世代で集まれよ!」彼らの呼びかけ通りの壮観である。
  「勝手に決めるな。憲法守れ」。激しいコールが国権の最高機関の堅牢な建築にこだまする。法案は憲法違反と多くの専門家が指摘しても、政権与党は耳を貸さず、近く採決の構えを見せる。抗議活動の参加者は増え続ける。
  勝手に決めるな。それは、決めるのは私たち、主権者は私たちだという叫びである。投票だけが国民の仕事ではない。時の試験に常に目を光らせ、必要なら声を上げる。その声を軽んじる現政権に対し「国民なめんな」のコールが起こるのは当然だろう。
  哲学者の柄谷行人さんは以前、3・11後の反原発デモに触れ「人がデモをする社会」という文章を書いた。人々が主権者である社会は、選挙によってではなく、デモによってもたらされる、と。その流れは枯れることなく今に続く。
  国会前に立ちながら、目配せという言葉をふと思い浮かべた。「危ないね」という思いを伝え合う、それぞれの目配せ。このさりげない連帯は強まりこそすれ、と感じる。
   
自由に意見を表明できる社会は健全です。
政治に不安や不信を表明し権力を暴走させない行為は貴重です。
しかし、デモをする人間の声だけが届く社会はイヤですね。
「人々が主権者である社会は選挙によらずデモによってもたらされる」とは議会制民主主義の廃止?
 
この国は既に大きな犠牲の上で経験しました。
国民の判断基準は『正しい情報』『偏らない報道』です。
歴史はどうだったのか?
販売部数を増やすための真実を曲げた報道。
軍部に追従し国民に誤った鼓舞を強いた報道。
同じ過ちを繰り返さぬよう、偏らない報道を切望します。
政権・権力の監視と誤った報道とを混同してはいけない。
スクープ記事ではなく、正しい報道を。
 
声なきものも弱きものも主権者の声。

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