マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

信なくんば立たず

2013年02月15日 | 喜働

一昨日は、『鷽』 の話から、『ウソ』 について書きました。

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今回は、『信』 について。

社団法人 倫理研究所から発行している 『新世』 3月号。

丸山理事長は巻頭言で、政治の 『信』 について言及されています。 『信』 を欠いた政治は大昔から成り立たない。 その例を 『論語』 に求めています。

その部分を引用します。

   『弟子の子貢が精治のことを孔子にお尋ねした。 先生は言われた。 「食(食糧)を十分にし、兵(軍備)を十分にして、人々には信(信頼)を持たせることだ。」 そこで子貢が 「どうしてもやむを得ずに切り捨てるなら、この三つの中で どれを先に捨てますか?」 と問うと、「兵を捨てる」 と言われた。 つづけて、「どうしてもやむを得ずに切り捨てるなら、あと二つの中で どれを先に捨てますか?」 と問うと、「食を捨てる。(食糧がなければ政治家も死ぬが)死は昔から誰にもある。 人民に信用をなくしたら、それは もう政治ではない」 と言われた。』

国民から 『信』 の道義が失われたら、政治は成り立たず、国家は滅びてしまうと孔子は諭したのです。

『民、信なくんば立たず』 である、と。

同じ3月号の別の記事で、政治家の 『先憂後楽』 に触れていました。

   先憂  民に先んじ憂えること

   後楽  民に遅れて楽しむこと

政治を司る者を戒めた言葉であり、華美贅沢や権力におぼれることがないよう自らを戒めたものである、と。

先人の教えが心に響く 今の世相です。

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