昨日、祖父の五十回忌の法要を営みました。
そもそも五十回忌って行うものか否かも分からず、お寺さんに相談すると。
「通常、三十三回忌で弔い上げにする方が多いようです」
「でも、家が栄えて(継続して)いるから出来ることですよ」
そう教えて頂き、昨年から日時を決めていました。
この日は大阪から叔父が、松山からは叔母夫婦が来てくれました。
法要を終え、皆で昼食。祖父の話。
殆ど祖父の記憶が無い私に叔母が語ってくれます。
この日は晩年の祖父の生活と臨終の際のエピソードなど。
大阪に居て死に目に会えなかった叔父にも初耳の話でした。
いやぁ、祖父は最後まで出鱈目だったようです。
今までも祖父の色んなエピソードを聞いていましたが。
改めてハチャメチャな人生やったなぁと実感しました。
「こんなに悪口(実話ですが)ばかり言われて怒ってるかな?」
と叔父が言えば。
「でも、まさか自分が五十回忌までしてもらうとは思わんやったろうねぇ」
と叔母が返します。
「靖坊(二人に掛かれば今でもこう呼ばれます)のお蔭で父の五十回忌が出来たわ」
「本当に有り難う」
これまで二人に褒められた記憶なんて皆無です。 たぶん初めて?
祖父の死後に読んだ自分宛の文書で、それまでのことを許せたという叔父の話など。
話は尽きませんが、叔父と墓参りに向かいました。
叔母夫婦は前日に行っています。
お墓の前にある『八屋小学校』に祖父は通ったそうです。
叔父とお墓掃除をしながら私の父母の話に。 空の青さが目に染みました。